「振る舞いを変えること」 第2回朝カフェ次世代研究会で得た気付き
昨日は6時半から「第2回朝カフェ次世代研究会」に参加してきました。
内容は、大木豊成さんのご講演『セルフモニタリングと会議ファシリテーション』です。
大木さんのお話しの中で、特に心に残ったことばは「自分の振る舞いを変えること」でした。
会議で、腹が立つことは多いと思います。
しかし、他人は変えられるのか?実は他人はあまり変えられないのです。
そのようなとき、現在の自分をセルフモニタリングすることが大事。
自分を冷静に観察する。
そして、怒りを覚える因果関係を客観視してみる。
例えば・・・
満員電車で足を踏まれた。腹が立つ。
しかし、ここでちょっと考えると、足を踏んだ人は、向こうから押されてその勢いで踏んでしまったのかもしれない。踏んだ人も違う人に押されて痛い思いをしているかもしれない。
それが分かるだけで心が落ち着くものです。
ここから分かることは、他人は変えられないけれど、自分がほんの少し変わることで状況は良くなるのです。
このとき性格まで変えることはありません。
「振る舞いを変えること」これだけで良いのです。
今日、知り合いにこの話をしたら、こんなことを教えてくれました。
「今の上司は振る舞いが素晴らしい。例えば『調子が悪いので、今日の会議欠席して帰ります』と言うと、どんなに忙しくてのっぴきならない状況であったとしても、全ての作業を中止して、『大丈夫?すぐ休んでね。心配だね』と言ってくれる。それがね、本当に心から言っている。部下の全ての人にいつも興味をもって接しているようなんだね」
もし、部下のことを兵隊としてみていたとしたら、こういった振る舞いにはならないと思います。
大事なのは、人に興味を持ち、心から共感する気持ちを持つことなのだと思います。
「腹が立つとき、その人の立場をちょっと想像して自分を背中からみてごらん。否定するばかりでなくてその人も立てながらやってみるといいよ。どうしても感情が収まらないと思うけど2~3日様子をみなよ。」
以前、私もこんなアドバイスを受けたことがあり、そのことを思い出しました。
このときは「なるほど」と思いましたが、朝カフェ講演でやっと腹に落ちた気がしました。
形だけではない、共感する力が必要なんですね。