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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

IoTがやってくる時代には、インターネットをオープンにし続けることは大事だ

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 セールスフォース・ドットコムの年次イベント「Dreamforce 2014」に参加中。最初のキーノートセッションには、次の大統領かとも言われているヒラリー・クリントン氏がステージに登場した。

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  セールスフォース・ドットコムがクラウドで企業がビジネスをやるやり方を再発明し、さらに「慈善活動の革命も起こしている」とヒラリー氏は言う。後者は、セールスフォース・ドットコムが創業当初から行っている「社会貢献の1%モデル」の成功によるものだ。

 彼らが行っている継続的な社会貢献が、結果的にヒラリー・クリントンのような政治家とのつながりにもなっている。もちろん、それを目的に社会貢献をしているわけではないだろう。

 企業であれば株主に貢献するのがこれまでの考え方の中心であった。しかし今は、同時に地域にも企業は貢献する時代に。それを実現している企業の製品やサービスが、結果的に顧客から支持され、ビジネスも向上する流れになるわけだ。

 社会貢献は何か大きなお金をかけてどーんと一気にやればいいというものではない。地道に継続することが重要。企業の文化そのものに根付かせて始めて、ビジネスに対してもプラスの効果が出るのだろう。

 今回のセッションの中で、もう1つ注目する点として挙げていたのがインターネットを自由に、オープンにしておくということ。民主的な国はそれに取り組んでいるけれど、独裁的な国ではオープンではない。結果的にはインターネットを自由に、オープンにすることは「世界で勝利すると思っている」とヒラリー氏は言う。そのためにも米国は努力を続けていて、大統領であるオバマ氏もこのことについては積極的に語っている。このあたり、日本のトップクラスの政治家の方々からはあまり耳にしたことのない発言かもしれない。

 当然ながら、民間企業もインターネットをオープンにしていくことに同意し、それを実現し続けることに協力する必要あるとも言う。普段意識することではあまりないけれど、さまざまなものがネットワークにつながる時代には、かなり大事なポイントになるだろう。

 さて、最後にヒラリー氏は大統領になるのかという質問があった。これに対しここはそういったことを明確にする場ではないと彼女は言ったけれど、一般論として女性の大統領の可能性があるという10年前の自身の同じ質問への回答はいまも生きているとも言う。実際に大統領になるかはもちろん分からないけれど、本人には十分に大統領選に出馬する意欲がありそうだということはよく分かった。

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