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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

ITでオリンピックを支援する

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 2020年、東京オリンピックの開催が決まった。とはいえ、観戦以外にいまのところあまりオリンピックと関わりを持つことはなさそうだ。

 あと7年の間、ただ漠然とオリンピックの開催を待っているのもなぁと思うところ。ならば、せっかくIT分野に身を置いているので、なんとかITの側面からオリンピックの盛り上げ、あるいは日本のメダル獲得に貢献できないものだろうか。

 2020年にもなれば、いまよりもさらにクラウド化は進み、モバイル環境もより安全で使いやすいものになっているはず。それらが、オリンピックの運営なりで活用されることは間違いないだろう。チケットの販売はもちろん、観客のスムースな誘導などにこれらは大いに活用されるはずだ。オリンピックのように、期間限定で膨大なインフラが必要になる世界では、クラウドは最適だ。

 個人的にふと思いついたのは、7年後のメダル獲得のために選手たちを支援する「寄付クラウド」みたいなものを立ち上げるのもありかもしれないということ。NPOなりを立ち上げ継続的な活動になれば、オリンピック後も活用できそうだ。

 もう1つ期待しているのが、ビッグデータの活用。以前にラグビー日本代表が、GPSのセンサー端末を使ってさまざまなデータを収集し、それを選手の強化、チームの戦術に役立てているという話題を取材した。2020年に日本がメダルをより多く獲得するために必要なのは、根性とか気合いではもちろんない(それらも適宜いるけど)。まさにデータを活用した科学的な根拠、知見を用いて、選手やチームの強化をすることだろう。センサー技術に長けていると言われている日本は、是非ともこの分野で先陣を切ってほしいところ。

 個人的に、これらオリンピックでのIT活用に直接携わることはないかもしれない。しかし、もしそういった「オリンピックに向けてのIT活用事例」があるならば、是非とも取材し記事にして紹介したいなと考えている。それもまた、IT側面からの支援の1つだろう。ということで、自薦、他薦問わずそういった事例のネタを募集する。

 ちなみに、2019年、オリンピックの1年前には、日本でラグビーワールドカップが開催される。新しくなる国立競技場は、オリンピックよりも先にラグビーワールドカップで利用するのだ。ラグビーファンとしては、まずはこちらを大いに盛り上げ、その勢いをオリンピックへと考えている。

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