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【書評】カメラマンの素

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 プロのカメラマンを目指す人向けの職業解説本。

 プロで成功するために必要な情報が、この1冊に詰まっているという本。目次は以下のようになっている。

1章 カメラマンという職業とは?
 写真史から紐解くカメラマンの役割

第2章 プロになるまでの学び方
 カメラマンになる数ある方法から自分に見合った方法を探す
 CASE 01-06
 [学び方 1] 学校で学ぶ
  日本写真芸術専門学校
  日本大学藝術学部写真学科
 [学び方 2] 現場で学ぶ

第3章 プロへの道[事例]
 01:広川智基
 02:篠塚ようこ
 03:松尾 修
 04:千倉志野
 05:山本高樹
 06:青木雄二

第4章 仕事で必要になること
 PORTFOLIO-01:甲斐寛代
 PORTFOLIO-02:斎藤 文
 好きな写真集から学ぶ写真を選ぶ人の写真とのつき合い方
  hiroshima-nagasaki document 1961
  BURATYNSKY-CHINA FLOWERS

第5章 続けるために必要なこと
 続けるために必要なこと 今さらながら学ぶ、カラーマネジメントの基礎知識
 デジタルカメラの撮影にRAWデータを利用する理由とは?
 カメラで映像が撮れる時代 メディアの変化でコンテンツが変わる
 写真の価値は今後どう変わる?新たなメディアとカメラマンの関係
 デジタル印刷は活用しだいでオフセット印刷より付加価値向上
 電子書籍はメディアのひとつになるか? 写真と電子化の未来

 専門学校、大学でのカリキュラムの紹介から、現場での仕事の流れ、その中でどうキャリアを積んでいったらいいかが解説されている。さらに、実際のプロのエピソードを通して、現場仕事がいまどうなっているのか、その心構えの部分についても読みとることができる。

 後半では、プロのカメラマンが持つべき最新の知識、スキルについての記述がある。デジタル時代のプロカメラマンに必要なことは何なのか。じつは、この最後のところで、eBookProとしてちょっとお手伝いした。写真家ハービー・山口氏の電子書籍による小説・写真集を出版したことで、電子書籍と写真集の可能性的なことについてコメントしたのだ。写真、カメラのプロではないので、あくまでも電子書籍の視点から。

 関わったからということではなく、なかなか面白い本だと思う。いわゆるハウツー本というよりは、きちんとした読み物として仕上がっているのではと思うところ。デジタルカメラが全盛の時代になり、プロカメラマンは昔以上に厳しい世界かもしれない。でも、成功できればそれなりに達成感も満足度も高い仕事なのではと思う。そんなプロのカメラマンを、新たな電子書籍というツールでなんらかサポートできればいいなぁと思ったり。

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