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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

米国の電子書籍事情

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 先日は、Oracle OpenWorldの取材でサンフランシスコに行っていた。

 OpenWorldの取材の際は、いつもスケジュールが立て込んでおり、お土産を探しに行く時間もなかなか確保できない。さいわいにしてホテルから近い書店が夜11時まで開いていたので、ちょっとだけ覗くことができた。

 写真は、書店のなかにある電子書籍コーナーだ。各種電子書籍端末が並べられており、その端末のストアーを参照するためのインターネットに接続したPCまで置いてある。

 この日は時間がなくて、電子書籍をオンデマンドで紙に印刷するサービスをここでやっているのかは確認できなかったが、紙の書店でも積極的に電子書籍に関わっている様子だけは確認できた。ちなみにこの書店チェーンは、電子書籍の販売サイトも展開していたりもするわけだから、当然といえば当然の対応なのだけれど。

 この展示の中に、1つ気になる端末があった。VEROCITY MICRO Cruz Tabletというやつだ。これ価格は299ドルでカラー7インチのタッチ液晶のタブレット。Android 2.0が動いており無線LAN内蔵。ePubはもちろん読めるし、動画もOK。ちょっとスペックが低いCruz Readerなら199ドル。残念ながら予約受付中でまだ販売していなかった。もし売っていれば確実に買って帰ってきたと思う。

 ちなみにこいつが使えるココの電子書籍書店には、すでに200万冊の本があるとのことだ。ちなみにその電子書籍は専用端末だけでなく、iPhoneやiPad用のリーダーアプリが提供されている。もちろんPC用のリーダーも用意されている。どこかの国の、端末に閉鎖的な状況とは、ちょっと異なるようだ。

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