タブレットの登場でAppleの製品がいよいよ企業で使われるようになるのか
iMacの新しいモデルが出荷されたので、さっそく購入した。
このiMacは、仕事で利用するために購入。Boot Campか仮想化を用いてWindows OSを動かすことにはなるかもしれないが、基本的なオフィス業務はこれで行う予定だ。いまのところ、利用している会計ソフトがWindows環境のものなので、どうしてもWindowsは必要になる。まあ、Boot CampならWindowsそのものが動くので、何ら問題はないけれど。
ところで、ITmediaにおもしろい記事が掲載されていた。
噂のというか、個人的には待望のAppleタブレットが出荷されると、Appleが企業進出できるであろうという内容。その理由を10項目掲げて説明している。この記事が海外の翻訳記事なので、日本とはちょっと事情が違うかなとは思うが、それなりに納得できるところも多い。理由の3つめにあげられているクラウドの効果というのは、日本でも今後当てはまる可能性がある。クラウドを視野に入れるならば、クライアントのOSにはこだわる必要はない。とはいえ、だからといってMacを積極的に採用する理由にはならないかもしれないが。
4つめの理由として、タブレットが便利というのがあげられている。これは、iPhoneを使っている人は、強く感じているところではないだろうか。ただし、通常のオフィスワークが必ずしもタブレットに向いているとは思わない。デスク以外で活動することがある人にとって、かなり便利なのがタブレットだと思われる。なので、企業で普及するのならばそういった職種の人からであろう。
店舗で作業をしている人、営業で社外で活動している時間の多い人など、そういった人からタブレットのMacを利用する動きが広がる可能性は十分に考えられる。Windowsのタブレットマシンでもいいのかもしれないが、そこはにはiPhone OSという優位性が、Appleにはあるのではと考えている。iPhoneの場合は、最初からタッチ操作を前提としており、携帯端末で使うことを前提で開発されている。WindowsにもMobileはあるけれど、どうもWindowsの通常のOSに引きずられているようでどうも割り切り方が足りないように感じている(最新のWindows Mobileは使っていないので、もしかしたら最近はかなり洗練されたかもしれないが)。
いまのところタブレットMacは、噂ではKindleのような端末になるのではという噂も多い。そうなると、企業ユースが進むかはちょっと疑問だが、iPhoneの延長線のようなマシンになるならば、使いやすいアプリさえ出てくれば企業ユースにも十分対応できるだろう。タブレットが普及すれば、それにともなってオフィスのほうの端末にもMacの製品を選ぶ動きが徐々に出てくるかもしれない。とはいえ、そのころには、クラウドの時代になっているかも。Chrome OSの端末やAndoroid端末なんかも可能性はある。クラウドの普及の度合いによっては、今後の端末環境の選択に大きく影響を与えているかもしれない。時代がどう変化するにしても、とにかく速くタブレットMacの現物を見てみたいのだけは変わらない。