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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

VAIO type Pがやっと届いて、いきなりつまずいている

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 やっと届きましたVAIO type P。Sony Styleで奮発してSSD128GBとか選んでカスタマイズしたので、期待感だけはかなり大。さて手にしたところでの現実は。。。

最初のつまずきでめげそう

 いきなりつまずいている。マニュアルとか一切読まずに使い始めるから悪いのか、なかなか快適な状況に至らない。最初のつまずきは、リカバリー用のDVDディスクが作れないところから始まった。

 サードパーティー製のDVDのドライブを接続し、StarSuiteとかATOKとかのインストールは順調に進んだのだが、さてリカバリーディスクを作ろうかと思ったらどうも書き込みドライブとして認識してくれない。なぜだか原因は不明。えーい面倒だと純正のDVDドライブをいっそ購入しようかと思ったら、かなりお高め。接続が確認されている安いドライブを別途購入するか、現状のものをなんとか認識するように努力するか思案中だ。

 続いてのつまずきが、VAIO Update。SONYが提供しいるアップデートプログラムのインストールを行おうとしたのだが、途中で失敗してしまう。何度か繰り返してみたところ、どうやらネットワークの接続が途中で切れてしまうようだ。うーむ、これも原因がよくわからん。無線LAN接続をあきらめ、オプションで購入した有線LANアダプタを接続しやり直してみたら成功した。

 いきなり、こんなところでつまずいているので、いっそ出荷状態に再度もどし一からやり直そうかとも考えている。まともに外に持ち出せるようになるまで、まだまだ時間がかかりそうだ。

 こういうのって、まあ滅多にないトラブルなのかもしれない。今回はたまたま自分の環境で起こったことなのかもしれない。けれども、なんとかこうもっと楽に、もっと簡単にならないのかなぁと。昔、IT雑誌の編集に携わっていたころ、よくIT業界はまだ成熟していないよねという話を仲間としていた。たとえば、自動車ならハンドルを右に回せば右に曲がるし、ブレーキ踏めば止まる。まあ、最近の車はかなり複雑になっている面もあるかもしれないが、とりあえずマニュアルとか読まなくても大抵の人が運転できる。冷蔵庫だって買ってきてコンセントにプラグを刺せば、まず使い方に迷うことはない。

 ところがITの世界では、最初にまともに動かなくてもそれがけっこう当たり前みたいなところがある。右に曲がろうとして右にハンドル切ったのに左に曲がっちゃうような不具合が仮にあっても、「それはバグですね。解決はパッチが出るまで待ってください」なんて言われることも。へたすると、その不具合を直すために別途費用がかかったりもする。もちろん、家電や自動車なんかと、もともとの製品としての性格も利用の目的も違うのかもしれないけれど、このあたりのユーザー視点の使い勝手面がもう少し改善されないと、世の中には広く受け入れられないのでは。こんな話をしていたのは、かれこれ15年以上前のことだ。

 もちろん、当時から比べたらサポート面は格段に進化した部分もあるのだろう。けれども、滅多にないであろうこういうトラブルに、たまたま遭遇してしまうと、まだまだこの業界は発展途上なのかなぁとは思う。

数時間利用してのtype Pの印象

 さて、愚痴ばかりでもしょうがない。最後にVAIO type Pを数時間使った感想を。画面は、文字が小さすぎてつらいという話をさんざん聞いていたのだけれど、自分的にはけっこうデフォルトの設定でもいけるかもと思っている。もともと、どのノートPCでも大抵ブラウザの文字は小さめを選んだりしていたので、小さい文字に慣れているからかもしれない。いまのところは、横長の画面に最適なウインドウの置き方を模索中と言ったところか。

 マウスというかスティックの操作感はまだ慣れない。ThinkPadほどの使いやすさはないかな。そのうち慣れればなんとかなりそうだけれど。初期設定では自分には反応が良すぎたので、移動速度を遅く設定し直した。それと、スティックの頭を軽くたたくとクリックと同じ動きをする機能があるのだけれど、これは誤操作(いらんところでクリック)してしまったので設定を変更。キーボード手前のクリックスイッチ部分の操作感も、自分にはいまいち。まあ筐体が薄いので仕方がないのだが、もうすこし押し下げのストロークが欲しいところだ。これも慣れれば気にならなくなるかもしれない。

 キーボードはこれだけのサイズとストロークがあれば十分。キーのタッチには、VAIO type Tですでに慣れていたというのもあるかもしれない。ちなみに英語キーボードを選んだので、スペースキーも十分な長さがあり、これならモバイルでの原稿書きも苦にならなそうだ。

 期待大だったSSDの速度感は、既存のHDD版のVAIO type T Vistaに比べればかなり早い。とはいえ、それですごい快適かと言うとそうでもない。このへんはVistaだからなのか。Windows XPだったらなぁと思ったりも。いやMac OSXだったらと無理な妄想を、また描いたりもしている。ちまたでは、XP化やWindows 7ベータ化、Ubunts化なんかに早速着手し、それなりにレスポンス良く動いているようなブログがちらほら。ちなみに、Windows 7化には、かなり興味が沸いている。

 Lバッテリーを選んでしまったので、CMのようにジーンズのポケットに入れるのは無理そうだ。コートの内ポケットくらいなら入るかもしれないけど。ACアダプタもだいぶ小さくていい感じ。とりあえず感想はこんなところで。もうちょっと本格的に使い始めたら、さらなるレポートをしていこうと思う。

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