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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

なんだか得した気分

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 私事だが、先日人間ドック後の再検査時の処置が、日帰り手術と認められて生命保険の医療保険特約から5万円が支払われた。

 こんなことで、保険金がもらえるなんて全く考えていなかった。このときもたまたま保険会社の方と打ち合わせる用事があり、その際に資料を見ていたら「日帰り手術」という記述を見つけ、もしかしたらと申請したら保険金が出たという感じ。なんだか、かなり得した気分だった。

 ところで、世の中には税金を使った補助金などさまざまな得する施策がある。ところがこれ、なかなか利用する機会には恵まれないような気がする。まあいざ申請しようとすると手続きが面倒だったり、つい億劫になるというのもある。世の中には、そのような面倒の部分をサポートするコンサルサービスなんかも数多あるようだ。

 ところで、今日、ソフトブレーンが、同社のビジネスクロスというアプリケーションのデータベースを、従来のSQL Serverだけだった状態から、新たにOracle Databaseにも対応という発表があった。いや、発表自体の中身はじつはこのほかにもいろいろあったのだけれど、個人的に今日の発表の目玉は、このOracle Database対応だと感じたのだ。

 まあ、こういうことはそれほど珍しいケースではない。Oracleはシェア拡大のためにSQL Serverベースのアプリケーションのデータベースを、なんとかOracleベースにしてもらえるように、いろいろとマーケティング活動を行っている訳なのだから。

 今回のポイントは、Oracle Database 10g/11g対応になったことで、情報基盤強化税制の対象になるということだと思う。この対象になると、以下の2つのうちのどちらかを選択することができる。

  1. 基準取得価格(取得価格の70%)に対する10%の税額控除
  2. 基準取得価格(取得価格の70%)に対する50%の特別償却

 データベースの場合のいいところは、Oracle Databaseだけでなく、その上に載るパッケージやアドオンの開発部分まで含めこの制度の対象になるのだ。詳細はリンクのページなど確認もらうとして、もしこれに気づかずにプロジェクトを進めていたならば、もしかするとかなり得した気分になれるかもしれない。厳しい状況だからこそ、せっかく払ってきた税金をうまく活用するためにも、補助金なり税制優遇なりといったものは、うまく活用したいなぁと、改めて思ったのだった。

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