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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

歩きながらながらのTwitterには要注意

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  iPodは前から使っているのだけれど、じつはこれで音楽を聞きながら通勤するというようなことはあまりしていない。

 iPhoneを手に入れた最初のころは、うれしくて音楽を聴きながら通勤していたりもしたのだけれど、最近ではほとんどそれもしなくなってしまった。地下鉄を主に移動手段として使っているので、ボリュームを大きくしないとよく聞こえないし、そうすると周囲の音がまったく聞こえなくて不安になるからだ。駅まで歩いているときもそう。イヤホーンで音楽聴いていると周囲の音が聞こえず、車や自転車が近づいていることが分からない。そうすると、むしろ視覚にたよるので、きょろきょろしてしまい落ち着かないのだ。

 というわけで、音楽を聴きながら歩くとか電車に乗るというのを、自然とやらなくなってしまった。

 ITmediaの記事で、ハンズフリーでも車の運転中の携帯利用は危険という記事が載っていた。米国の非営利団体、AAA Foundation for Traffic Safetyによると、ハンズフリーでも直接操作でも事故の危険性はあまり変わらないとか。ハンズフリーなら大丈夫かと思っていたので意外。もちろん、多少はハンズフリーのほうが安全なのはたしかなのだろうけど、実際の事故のリスクをみると大きな差にはならないということなのだろう。

 人間、基本的には2つのことを同時にするような構造にはなっていないということなのだろうか。昔から自分は「ながら族」(この表現も死語かな)なので、勉強中もラジオ、いまも原稿書きながらラジオがついていることは多い。ただ、集中して原稿書いているときは、選択的にというか無意識に音のほうを遮断しているようで、ラジオの音は頭に入ってこない。

 車での状況も、電話の内容が深刻だと運転のほうへの注意を無意識に遮断するような状況になってしまうのかもしれない。そう考えれば、ハンズフリーでも危険な状況になってしまうのだろう。

 ここ最近、TwitterをiPhoneでやるようになって、ついつい歩きながらiPhoneを操作してしまう。おもしろい一言に出会うと、ついにやけてしまったり。とはいえ、安全のためにもTwitterするときには、立ち止まってメッセージするようにしなければだな。

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