なにが製品の、ベンダーの強みになるのか
ブロガーズミーティングで、ジャストシステムさんを訪問。新しいxfy Blog Editorの話を聞いてきた。個人的に、xfy Blog Editorは、すでに使っていたので、今回の正式版で便利で使いやすくなったことは大歓迎だ。
新しいxfy Blog Editorについては、一緒にミーティングに参加した永井さんのエントリーにも詳しくあるのでそれを参照してもらえればと。永井さんも書いている「100件までしたダウンロードできない仕様」については、おそらく次期バージョンアップでなんらか改良をしてもらえるだろうと期待。
個人的には、校正ツールのJust Right!3 との連携に大きな期待がある。じつはここのところJust Right!3 はけっこう気になっているソフトウェアで、購入しようか迷っているのだった。Mac OS X版があれば、すぐにでも購入しているところなのだが。とりあえずWindows版購入して、VMware上で使おうかとも考えていたりする。
校正ツールやATOKなどジャストシステムの強みは、日本語を扱うところの技術力だと思う。もちろん、xfy Blog Editorの使い勝手を向上させることは、引き続きやってほしいが、日本語のところの技術をうまく取り込んでくると市場での評価はより高まるのではないだろうか。
自分の仕事のやり方を考えてみると、ワープロや表計算ソフトすら滅多に使うことはない。文章をもっとも書いているのは、メールやブログだったりするわけで、ここのところの作業を補完し質を高めてくれるならば、それはけっこう重要だったりする。
いまだと、作業の目的ごとにメールアプリ、ワープロ、表計算ソフトといったように、ユーザーがソフトウェアを切り替えて使っているわけだが、なにか1つだけ、たとえばxfyのなんでもできるEditorがあって、そこで文章なりを書いていったら、ブログにも紙に印刷できるドキュメントにも、場合によってはプレゼンテーション資料にも自動でなってくれたりすると嬉しいわけだ。そして、そのときに中身の文章というか日本語の質を高めてくれる仕組みが、これまた自動で組み込まれているとさらにいいのだ。
これがもしかしたらxfyの本質なのかもしれないと勝手に思っているが、その理想とユーザー側の切り替えて使ったほうが今の時点では便利そうという現実が、いまのところは少し乖離しているのかもしれない。xfy Blog Editor側からのアプローチとしては、CMSやWikiを対象に加えるなどというのは、1つの理想へ向かう方向性としては間違っていないと思う。その際に、ブログ用でもWiki用でもデータはもちろん同じフォーマットということができるだろうし。
自分のなかでまだよくまとまっていないので、分かりにくいエントリーになってしまったが、xfy Blog Editorがブログエディターという目的で進化することは大歓迎なんだけど、日本人がPCを操作するときの最初のフロントエンドのツールを目指すというのもいいんじゃないかなと思ったのだった。