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Mac OSのシェアが上昇

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 自分がMacBook Airを使うようになって、思っていた以上にMacに関する情報が少ないように感じている。なにかトラブルがあって、その対策情報なりを探そうとしても、なかなか解決策に行き着かないこともある。

 とはいえ、Windows系OSの圧倒的なシェアを考えれば、情報量の違いも致し方がないことか。とはいえ、シェア的には小さいLinuxのほうがむしろ情報が多いようにも思える。これはLinuxがもともとOpenであり、情報を公開するのが当たり前のOSだからなのかもしれない。

 最新のOSシェアに関する記事が、@ITに掲載されている。

 これによると、Mac OSは順調にシェアを伸ばし、8%までに到達。Linuxもシェアは伸ばしているが、Macの1/10だとか。10倍のシェアでも10倍の情報量というわけではなさそうだ(あくまでも感覚的なものだけれど)。

 この同じシェアの数字について、Cnetに興味深い記事が掲載されていた。Appleは、シェアの拡大にきちんと対応できるのか、そもそもシェア拡大をどこまで望んでいるのかというもの。先日このブログにも書いたが、Appleのサポートはかなり手厚く顧客満足度も高い。これがシェア数パーセントだからできることであり、20%なりになったときに、いまと同じ顧客満足度は維持できるのだろうか。さらに、そもそもシェアを拡大し、Macがコモディティ化することをAppleもMacユーザーも望んでいるのだろうか。

 個人的には、もうちょっと普及して情報量が増えたり、よりリーズナブルにさまざまなMac関連のものが手に入るようになるのは歓迎ではある。でも誰も彼もがMacBookをもっているようになったならば、そのときにはシェアが数%まで拡大したLinuxのノートPCを手にしているかもしれない。

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