心がザラついたときに
先行き不安な経済状況。いや、もう直撃を受けている状態ですが、こういうとき、やはり、最終的にリスクのしわ寄せがくる零細企業やフリー(個人事業)は辛いな、と思います。
もちろん、こんな状況で、みんな大変なのだけれど、彼らの悲痛な声(もちろん私も他人事ではないけれど)は次元が違うように思います。
しかも、そんな声に対して、同情ではなく、「好きでやってるのだから自業自得」、「いままで、良い目を見てたんでしょ」、「そんな商売をしているのが悪い」といった容赦の無い反応。
経営者やフリーランスに対する誤解、偏見。
哀しくなります。
私自身が直接言われている訳ではないし、相談を受けている訳でもないので、何もしないし、何も出来ないのですが、しんどい気持ちになります。
そして、そんな反応をしている人たちの姿を勝手に想像してしまいます。
「自宅待機で困っている、と言ったって、給料は支払われてるんでしょう?」
「仕事が減って困っている、と言ったって、契約社員を減らしたり、発注を控えたりしてコストも下げてるんでしょう?しかも、いつ仕事が来てもいいように準備だけさせて」
偏見に、偏見で対抗。
心がザラザラです。
こういうときは、情報をある程度、遮断して、意識を他人ではなく、自分に向けて、BGMでもかけながら、作業に集中します。もともと自宅で作業することが多い仕事なので、それに関しては困ることは特にありません。
作業用BGMとして、最近、聴いているのは、"楽器を持たないパンクバンド" BiSH。
女性アイドルグループなのですが、カッコイイ曲が多く、バラードもいい感じです。
歌詞は正直、よく分かりません。英語にしか聴こえないような曲もあります。
まあ、作業用BGMなので、歌詞は重視していません。
でも、ときどき、フレーズが心に刺さります。
ふと一瞬 萎えちゃって
妬みしか生まない自分がうざいってもう 人のこと けなしては 口に出せず
あの子ずるいとか 思ってたらきも~BiSH「My distinction」(作詞:リンリン、作曲:井口イチロウ)より引用~
思春期か!と突っ込まれそう。