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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

採用基準としてのマインドセットと価値観

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いつものブログエントリとは少し内容が異なりますが、マインドセットや価値観に関してここ最近で印象に残った話があるので紹介します。

一つはScrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013でのJurgen Appelo氏の基調講演「Agile Management ? Learning From Software Development」で聞いた内容。

誰かを雇うときは、スキルセットよりもマインドセットを優先すべきだ。組織文化と組織の構成員の価値観のズレを修正するのは難しい。社員が仕事を楽しめていないときには、会社は、その社員にとってより良い場所を紹介することも考えなければならない。

講演ではそのような20年間仕事を楽しめていないまま住宅ローンを支払うためにだけ働いている人物をどう助けるか?という問いかけがありました。

もう一つはダイヤモンドオンラインの記事「世界でダントツ最下位!日本企業の社員のやる気はなぜこんなに低いのか?」(記事が4ページにわかれており、全体を読むにはユーザ登録が必要)です。

「企業と社員の価値観がかみ合っていない日本」

多くの日本企業では、企業の価値観と社員の価値観がエンゲージメントできていないのだ

がんばりが足りなくなった、軟弱になったという解釈もできると思うのですが、働き方が次のステップに進化しようとしていると解釈できると思います。

大学1年生のクラスでも「生き方が多様化しているので今後人生でたくさんの選択をしなければならない。大学4年間で自分の価値観に気づくトレーニングをして、卒業してからも価値観を定期的に見直し、その価値観に沿って選択をしていけるようになろう」と伝え、その練習をしています。

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