アマゾン、いよいよ日本でも電子書籍事業へ参入。実は私、1週間前に最新Kindleをゲットしました。その目的は....
既に佐々木さんと谷川さんも書かれていますが、2011/10/19の日本経済新聞で「アマゾン、日本でも電子書籍」という記事が掲載されました。
記事によると、年内にも日本語の電子書籍購入サイトを開設する、とか。
昨年年初にこちらで書きましたように、私は1年半前に第二世代Kindleを購入しました。
この時期、多くの人達が「2010年末にはアマゾンやアップルが日本で電子書籍事業を開始し、日本にも本格的な電子書籍ブームがやってくる」と予想し、2010年中頃には、ちょっとした電子書籍ブームになりました。
しかし思いの外、出版社と版権面の合意に時間がかかりかかったようで、1年遅れでやっと始まる、ということのようですね。この間に、「電子書籍は、実際には商業ベースではなかなかもうけるのが難しそう」という考えが拡がっているように思います。
ガートナーの「ハイプカーブ」で日本市場の状況を表現すると、「過度な期待」が昨年前半、「幻滅期」を下がりきった時期が現在なのかもしれません。
実は現在、今年3月に出版した「バリュープロポジション戦略50の作法」の英語版をある方のご協力をいただいて英語版に翻訳中です。年内に米国アマゾンのKDP (Kindle Direct Publishing)経由で出版するのが目標です。
ただ、1年半前に購入したKindleの液晶画面が壊れてしまいました。修理も出来るそうなのですが、最新Kindleでどうなるかを試してみたいこともあって、1週間前に最新のKindle 3を購入しておりました。
米国アマゾンでの発注は簡単です。1週間後、米国から届いた箱を開封するとこんな感じ。
第二世代Kindleも軽かったのですが、横に並べて比較すると最新Kindle 3は明らかに小さいですね。重さもさらに軽くなっています。(左が第二世代Kindle、右が最新Kindle 3)
本当は11月発売のKindle Fireを買いたいと思い、予約注文しようとしたのですが、日本からの注文は受け付けていないそうです。残念。
ちなみに、Kindleで購入した本は、iPhoneでも表示できます。こんな感じ。(ちなみに表示しているのはKindleユーザーガイドです)
KDP (Kindle DIrect Publishing)のインフラを使うと、電子書籍は非常に簡単に出版できるようになります。
しかも英語コンテンツならば、世界中の人達に読んでもらえます。
私たちのように日本国内に住む普通の人達が、世界の人達に自分の本を簡単に出版するインフラがある、というのは素晴らしいことだと思います。
残り壁は英語だけ。
たかが英語。されど英語。
英会話とは異なり、本の場合は「通じる英語」ではなく、「本として読んでいただける品質の英語」にする必要があります。そのためには、ロジックの見直しも必要でした。日本語ロジックから英語ロジックに直しています。(これも、ご協力下さった方のお力です)
現在、英語の確認の最終段階です。
平日の昼間は会社の業務が最優先、それ以外のプライベートの時間では11月に出す新刊本の最終確認作業(+次々回作の企画案作成)と時間のやり繰りしながら進めていますので、あと1ヶ月半程かかりそうです。
なんとか12月中頃までには、出版したいと思っています。
2011/11/4 20:50 「Kindle 3」と書いていましたが、正しくは第4世代Kindleでした。修正しました。