タイ国の真実らしきもの その17 目の前の事故
昨日事故の現場に遭遇しました。
ぶつかると思ったら本当に事故
以前にも事故の件をブログに書いたことがありますが、今回は特別です。
というもの、私が車を運転していて、目の前の車同士が事故を起こしたからです。
さて、私は今まで日本では、そのような経験をしたことが無かったのですが、これはどういうことでしょう。
はっきり言って、タイでは、交通事故が多すぎる。ということです。
それは、私は夜の7時少し前ぐらいに会社を出た時です。
その時、外は大雨で、道は大渋滞、時間的にも渋滞する時間で、30分信号が青にならないという始末です。
私は迂回するために遠回りしました。迂回したにも関わらず、そこも渋滞です。(といっても迂回した分すこしだけ渋滞は少なめです。)
あきらめてそのままゆっくりと進んで行くとやっと大きな通り(アソーク通り)に出て、左折しようとしたところ(ここは左折しかできません。)、目の前で事故が起きました。
2列で左折しようとして右側の車が左にいる車を押しのけて入ろうとして、右側の車にめり込む形で接触事故を起こしたのです。
日本ではまず起きる事がないであろう事故です。
しかも目の前です。
私は、「おいおい」と思いながら車の中で見ていました。
見ていましたが、そのまま、2台とも全く動こうとしません。
こちらの事なのお構いなしです。
普通に考えたら、突っ込んできた右側の車が悪いということで話は付くか拗れても迷惑だから場所を移動してとなるのですが、双方引かない状態です。
これ以上被害を出さないということを考えたのかもしれませんが、そのまま永遠30分ほど何もしません。
私はともかく、私の後ろの車や横にいた観光バスは、さすがに怒りだし、警笛鳴らせの大合唱となりました。
そして、雨の中、我慢できなくなった人が2台と交渉して、「この場所からとにかく動け」などの話をした模様です。
私は車をバックさせて、2台が少しでも速やかに移動できるようにしました。
2台が移動して、私の車、横の観光バス以下の大渋滞の車がゆっくりと左折していきます。
観光でバンコクに来られる方、気をつけても限界があると思いますが、本当に事故が多い世界ですから、そのつもりで行動してください。とご忠告させていただきます。
話は変わって、なんでこんなに事故が起こるのか、私なりの分析です。
1. 自動車免許が簡単に取れる
日本のようなクランクやらS字やら坂道発進などなく、少し車が動かせればOKだと聞きました。私が実際受けたわけではありませんので信頼性の少ない情報です。
2. 自分優先の考え方
譲り合いの精神は絶対にありません。自分優先です。ですから、割り込みはもとより、わき道などで駐車のために道路が狭く、1台しか通れない場合など、まず自分から引く人は、日本人ぐらいでしょうね。
3. 車検がありません
整備は自分の責任で行わなければなりません。ですから、ブレーキパッドが磨り減って、ブレーキが良く効かなくなっても運転できてしまいます。
非常に危険ですが、自分で問題ないと思っていれば問題ないわけです。
バンコクで車を運転することが多い日本人としての感想は、日本は本当に車のマナーが良くて車検もあって安心だということです。
バンコクに来るまで、車検制度など、意味ない(そんなに壊れるものではないから)と思っていましたが、2年に一度は短いですが5年に一度ぐらいは必要な制度ではないかと思うようになりました。
日本は本当に車社会として成熟しているということですね。
ただ、バンコクより日本の方が車のマナーが悪い点が一つだけあります。
それは、駐車違反です。バンコクで主要道路で駐車違反をしている車は殆どありません。
日本では国道でも常時止めている車を多数見かけます。
タイスタッフに聞いたら、当然のように、悪い事だからだそうです。
渋滞の多いバンコクでは、運転免許取得者にまず教えることは、駐車違反は悪である。ということなのかもしれませんね。
日本でも駐車違反は悪いことだということを徹底し、駐車違反が通常目に入らない程度になれば、日本の渋滞も緩和され、道路の整備費用も軽減できるのではないでしょうか?
今日はここまで、またいつか御会いしましょう。