ビンゴピンボールって知っていますか その2 その魅力は?
ビンゴピンボールは、私が学生時代から好きだったゲームなのですが、何がそんなに楽しいのか、と思われていると思います。
ビンゴピンボールの楽しさ、それは、ゲーム機との駆け引きであり、遊べば遊ぶほど上達する、上手くなるということです。
上達するというのはどういうことかというと、
1. ゲームの特性がわかって、その場その場で最適な判断(コイン投資)ができるようになる。
2. 好きなところにボールが入れられるようになる。
この2点です。
2.については、上達としてわかってもらえると思いますが、1.については少々説明が必要です。
ビンゴピンボールの台というのは、機械式(メカビンゴ)、電子式(ICビンゴ)どちらにも言えることですが、実に人間の心理を裏切ることが上手な構造になっているのです。
コインを投資したら、その分条件が良くなるのが普通ですが、実のところ、全く無駄にコインを使う方が多いのがビンゴピンボールなのです。
簡単にいうと宝くじは買えば買うほど、当たる確立は増えますね。
しかし、ビンゴピンボールは違います。コインを投資しても全く意味がない場合があるわけです。
しかもそれは、どうしても欲しい条件とかスコアとかここでこれがあれば良いを思われる場合ほど、その傾向が強く、人間の心理を読んでいるかのごとく振舞うのです。
また、たまにですが、何も考えていないフリをして、有利な条件をくれる場合がありますから、一定の法則だけではないのです。
ビンゴピンボールの魅力の大半は、この不思議な台の特性にあります。
人間というのは、プレッシャーに影響される生き物です。
仮に好条件を得たとしても、それでゲームが終わるわけではありません。
そこから、好条件をコインに変える、ゲームメイクが必要になるのです。
苦労して上げた条件ならば、プレッシャーは通常の比ではないのです。
つまり、台の特性(傾向)を読んで、良い条件を揃え、プレッシャーに負けない精神でプレーする事が求められるゲームなのです。
海外では、賭博として普及したのですが、一時期、利用の禁止になったぐらい人々を魅了したのです。
今ならプログラムでいろいろ複雑な条件を付加することができることを理解できますが、コンピュータの無かった時代、リレーの組み合わせだけでどうしてここまですごいアルゴリズムを実現できたのか。
本当にビンゴピンボールの開発者には頭が下がる思いです。
私は高校生の時代から将来はコンピュータか数学かどちらかの道で生きていこうと決めていたぐらい、この手の機械が大好きだったのですが、大学生の時、ビンゴピンボールを知り、この機械が私が生まれる前に作られたものだと知り、愕然とした覚えがあります。
ちなみに電子式ビンゴピンボール(ICビンゴ)は機械式ビンゴピンボール(メカビンゴ)の動作をトレースするようなアルゴリズムが組み込まれているという話を聞いたことがあります。
初期に作られたビンゴピンボールがいかに優れていたのかを示す良い話だと思います。
今日はここまで、またいつか御会いしましょう。