マイナーなMP3プレーヤー その2
次に私が購入したのはAllfine社製の製品で、これはAVOX社製の以前の製品に輪を掛けてマイナーな製品です。最初購入する時、本当に動くのか?と疑いました。
この製品は、結構購入しまして、512MB×1個、2GB×5個ほど購入しました。
最初試しに購入した512MBの製品があまりに使い勝手が良かったので、どんどん買い足しました。512MBが4000円ほど、2GBが5000~9000円(価格はメモリーの相場の下落でどんどん安くなりました。)ほどだったと思います。
この製品を何故にそれほど購入したのかというと、使い勝手が非常に良いことと値段がとっても安かったことです。当時、他の同性能のマイナー製品と比較して、3/4ほどの値段でした。メジャー製品の1/2~1/3ぐらいでした。
使い勝手のよさと言ってもいろいろあります。
1.乾電池で長寿命(アルカリA4 1本で6時間ぐらい使えました。)
2.AVOX社製と比較しても小さく軽い
3.USBケーブルがいらない(本体がUSBメモリのように接続できます。)
と、大変便利な製品だったわけです。車の中でFM波に変換して(別製品を利用)ラジオで聞いたりしておりました。1台を車に、1台を鞄に、1台を海外出張用にという具合に台数が増えました。
ところがこの製品にも弱点がありました。
1.衝撃に弱い。(落とすとすぐ壊れる。押さえつけると音が割れる。)
2.操作が遅い。(大きなフォルダーとかは移動に時間がかかりました。)
3.消費メモリーが多くなると誤動作する。(内部で使っているワーク用メモリーまで消費してしまうことが原因だったようです。ちょっとした不具合です。)
1.の原因は、分解してすぐわかりました。MP3機能が入ったチップをただ動かしているという回路です。しかも手半田です。ノイズもヘッタクレもありません。
2.3.はファームウェア(機器の内部で動くプログラムの事です。)のバージョンアップで対応できるだろうといろいろ探しましたが、対応プログラムはあるものの、対応ファームがありません。(つまり、パソコンからファームを転送することはできるのですが、肝心のファームが公開されていませんでした。)
まあ、仕方ないのかもしれません。
いろいろと問題はありましたが、使い勝手が良いものですから、ずっと使い続けたわけです。そして学びました。マイナーな製品は壊れるということを...。でもメジャーな製品だって壊れます。安いマイナーな製品なら、紛失しても惜しくはありませんし、予備の機材だって買う事ができます。メジャーな製品の1台分でマイナーな製品が2台買えるのです。
今日はここまで、またいつか御会いしましょう。