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MURAMASAといっしょ その3

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 やっと使えるようになったPC-MT2-H3Wですが、長く使っているとおかしな症状が現れました。
 電源を落とさずに頬って置くといつの間にか電源が落ちているのです。
 そればかりではなく、パイロットランプもAランプと電源ランプが点滅しています。
 しかも電源が入りません。電源コネクタを挿しなおしましたが直りません。
 バッテリーを一度外してから再度取り付けたら、ランプは消え、通常に利用できるようになりました。

 何でだろ?不思議に思いましたが、そのまま利用し続けました。問題なく利用できたからです。しかし、事態はより深刻な状況になっていました。作業中に急に電源が落ちて以前と同様な症状が発生したのです。
 以前と同様な対応をしますがすぐにまた同様な症状が現れます。
 これは、ウイルスにでも感染したか、と完全クリーニングをしましたが、症状が改善されません。
 もしやBIOSに感染か?
 なかなかすごいウイルスだ。と、BIOSのクリーニングまでやってライトプロテクトをかけても事態は改善されず、ハード的な問題だと気づきました。 
 ではどこが問題なのか、増設した256MBメモリーを疑い、外しましたがだめです。
 HDDが電源容量を食いすぎるのかも、とHDDを元に戻しましたがだめです。

 この間、急な電源のシャットダウンでOSが3回ほど起動しなくなり、そのたびに復旧を行わなければなりません。
 もしや熱暴走か?と扇風機でじかにMURAMASAの背面を冷やします。するとある程度まで熱暴走は収まりました。
 これはFANが汚れているのか(FANが動いているのは確認済み)熱伝導グリスが劣化してCPUの熱が発散できない事が原因ではないかというわけで、MURAMASAの完全解体作業となりました。
 元々がハード屋で以前にパソコンらしきものの設計に携わっていた身ですから、解体作業自体は何の心配もありません。
 ただ、HDDの換装やメモリーの増設とは違い、ほぼすべてをばらす必要があるので大変面倒です。
 何とかCPUのFANを外し、劣化していた熱伝導シート(熱伝導グリスのシート形状のもの)を銀に金が練りこんである、熱伝導グリスとしてはある程度高価なものでFANを装着し、慎重にすべての解体部品を結合されます。
 電源を入れると動きました。よかった。これで大丈夫だろうと使っていると以前よりは多少時間は長くなりましたが、相変わらず、シャットダウンします。症状も同じです。
 これは何かにチップが劣化して動作不全となっているに違いない。
 電源を完全に落とさなければ(バッテリーを外す)復旧しないことから、電源周りの部品で劣化するということからコンデンサーではないかと推測しました。
 電解コンデンサーが膨らんでいれば、原因として特定できるのですが、それらしいものは見当たりません。
 チップコンデンサーだったら、劣化していてもお手上げです。

  と、ここまでがんばって、ふと気づきました。
  もしかしたら、他のMURAMASAユーザーでも同様の障害が発生しているのではないか?
 いろいろ調べたら、どうもかなりの高確率で障害が発生している模様です。
 メーカーは、まさかこんなに長く使うとは思っていなかったのかもしれません。基板の修理は有料ですがやってもらえるみたいです。 
 無料で対応してもらえた場合も多数あるようですが、メーカーとしては障害としては見ておらず、単なる故障対応という立場のようです。
 私のPC-MT2-H3Wは、すでに何度も解体作業を経験済みなので無償で対応してもらえるはずもなく。
 今はなくなく部品取りの保守機材となっております。

 今日はここまで、またいつか御会いしましょう。

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