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お客様や部下への接し方を、自分の大切な守るべき人(幼児や高齢者など)に置き換えて考えれば、サービスやリスク回避のためにできることは、まだまだあると思います。コンシェルジュ的発想で「おもてなし」を中心に、気づきを綴ります。

「年末年始休業のお知らせ」の掲示は、お済みですか?

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業務改善コンサルタント 「ミエール・デ・キール」のカタショです。

いよいよ12月ですね。
今度の年末年始は、金融機関でも6連休、中には9連休の会社もあるようです。
御社では、お客様に向けて休業日のお知らせの掲示や通知はお済みでしょうか?
このような情報は、1ヶ月前の今からでも早過ぎることはありません。

「仕事納めの後に入口に貼り紙をすればいい」と呑気に考えていると、
お客様は、休業と知らずに必要があって来店し、
その場でお知らせを読んで初めて『休業』だと知らされることになります。
商店でも飲食店でもテーマパークでも、
「行ったら、休みだった」というガッカリした経験は、どなたにもあると思います。
あなたのお客様には、そのガッカリをさせないように、
お客様の立場になってできることを考えてみましょう。

店頭には時折、「これはお手紙?」と思うような文書が掲示してありますが、
小さい字では、お客様の注意を引くことができず、情報を伝えることができません。
店頭掲示用であれば、挨拶文は除いて単純な表記にしましょう。
遠くからでも、ひと目で休業の案内だということがわかるように
タイトルは大きくします。タイトルさえ目に入れば、
遠くの人も内容を確認しようと近くまで来てくれるでしょう。
飲食店であれば、メニューと一緒に置いておくと自然に目に留まりますね。
化粧室の鏡の脇に貼るのも良いでしょう。
金融機関や病院ならカウンターの前面、ソファに座った時の視線の先がベストです。

お知らせには、「( )日~( )日まで休業」 と書くよりも、
カレンダー風にしてすべての日が見渡せる方が、
休業の日数の長さを直感的に理解しやすいと思います。

金融機関の場合、窓口が休みになっても、ATMは利用できます。
ただし、三が日は提携金融機関のカードが使えないところがありますので、
その場合は、下段に表示をするとわかりやすいでしょう。
※これは、参考画像です。

calendar.png

また、高齢のお客様にとっては、
休業日を記憶しておくことが難しいこともありますので、
休業日メモをお持ち帰りができるように、店頭に用意しておくといいですね。
レジシステムによっては、レシートに印字することもできるでしょう。 
会計の際には、
「こちらに年末年始のお休みについて書いてありますのでお確かめください」
と、必ず印字部分を指で丸くゆっくりなぞって伝えましょう。
いつも通りに会計をしていたのでは、
せっかくのレシートの印字にも気付くことができません。

御社には、ネットの情報や知り合いからの口コミを参考に、
これから行こうと考えている見えないお客様が、
日本中(世界中?)にたくさんいらっしゃることをお忘れなく。
店頭まで来なくても事前に情報が得られるように、
ウェブサイトやメールやSNSを活用しましょう。
お客様がその休業情報を印刷して掲示したり、
社内で回覧することなどを想定して作ると喜ばれるでしょう。

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御社の業務の中で、
やり方が 「決まっているもの」 または 「決められるもの」 については、
作業手順リスト(マニュアル)を作りませんか?
誰でも簡単にできるように、誰がやっても同じ成果が出せるように、
従業員の貴重な知識を文書化して、引き継ぎを簡単にしましょう。

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