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ブログ再開します

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皆様、大変ご無沙汰しております。
早、一年以上休眠しておりましたが、この度、またブログを再開することにしました。

言い訳になりますが、ブログを更新しなかった理由は、「書くことがないと思っていた」からです。
このブログを始める前、私は5年間半ほどPRのコンサルタントとして働いていました。当時は、毎日大量のニュースに接し、多くの人に会い、話をし、メッセージを組み立てる日々で、まだほとんどの人が知らない最新の情報に最前線で接しているという感覚がありました。また、その後、留学した後は、常に新しい情報、学び、経験があり、それをブログに書いてきました。

しかし、2010年2月に再就職してからは、日々のインプットは新聞やネットなどの「普通の開示情報」しかなく、自分の仕事に直結した「貿易」や「中国」といった分野に特別な専門知識があるわけでもなく、業界俯瞰もできず、本当に「何を書いていいのか全くわからない」という状態で、ブログ継続を悩んでいました。私が書けるようなことは誰もが知っていることばかりだし、そんなものを書いても何の読む価値もないだろう、と思っていました。

そんな私がこの度、「やっぱりもう一度ブログを書いていこう」と決意したきっかけは3つあります。

きっかけその①
佐々木俊尚さんの「キュレーションの時代」を読んだこと。

この著作を読んで、私がこれまでいかに「みんなの知らない情報の発信」に無意識に重きを置いていたかに気づかされました。
でも、ブログの価値は、自分の知らない情報を手に入れることだけではないですよね。○○という経歴で○○という立場の某氏何子さんが、みんなが知っている○○という事象について「どう考えたのか」ということがブログの価値になっていることも多い、ということに気づいたのです。

それならば、私にも書くことはあるかもしれない、と思いました。
私のブログには目新しい情報はゼロかもしれない。でも、読者が考えなかった新しい視点や感想、がもしかしたらあるかもしれない、と考えることができるようになりました。


きっかけその②
アウトプットの習慣が大事、と気づいたこと。

ここ一年、ブログを書かないようになって、あとは職場での役割のせいか、全体的にアウトプットの機会も量も大きく減っており、またアウトプットの相手も、ほとんどの場合、社内の人間に限られていました。そんな中で、いざ重要な場面でアウトプットが必要になった時に、どうもアウトプットの質もテクニックも低下しているようなもどかしさを感じました。
やはり、運動と同じで、毎日ある程度、意識してアウトプットの訓練をしていないと、運動神経が鈍くなるのではないか、と思いました。文章力もその一つですし、スピーチもそうです。

また、アウトプットが必要なくなると、それに合わせてインプットの質も低下すると感じています。
いつでもアウトプットを意識することで、より質のよい、濃度の高いインプットができる。
そこで、ブログを書くことを決め、その上で今の自分のインプットも改善していきたいと思います。


きっかけその③
部屋の整理で記憶力の衰退を感じたこと。

私は小説からノンフィクションまで、本を読むのがとても好きなので、家にはすぐに大量の本が溜まってしまいます。一部の解説本を除いては、私は同じ本をもう一度読み返すことがほとんどないため、一度読んだ本は、友達にあげるか、ブックオフに売るなどして、部屋のスペースを確保しています。

先日も、また文庫と単行本合わせて40冊くらいまとめてブックオフに持って行こうとしていた時のこと。「あれ、そういえばこの本ってどうだったんだっけ?」とふと思って、とある本のページをめくったら、読んだ覚えのない文章。結局、読まなかったんだったっけ?と思って、さらに読み進めたら、いや、やっぱりこの内容は一度読んだ、と思うに至りました。そこで、おかしいなと思って他の本もぱらぱらとめくっていたのですが、かなり記憶が薄れていて、自分の記憶力の衰退ぶりに愕然としました。

今後は読んだ本について学びや感じたことがあれば、それを記録に残そう、と決意した次第です。
このブログでは、書評と称して、自分の読後感想を備忘録代わりにつけていきたいと思います。


言い訳のような、ただの独り言のようなエントリになりましたが、ちゃんとブログを書く習慣を取り戻してから定例会にも顔を出したいと思いますので、また今後も宜しくお願いします。


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