NY証券取引所見学してきました
ニューヨークのウォールストリートにある世界最大の証券取引所(NYSE)の見学ツアーに参加してきました。
そう、最近の金融恐慌で下がっていく株価を見て頭を抱えるトレーダーの姿が新聞の一面を飾ったあそこです。
911以前は一般の人でも中に入ることができたらしいのですが、911以降セキュリティが非常に厳しくなり、基本的に学生または教員向けの見学&セミナープログラムに事前予約しないと中には入れないとのことです。
今回は学校のアントレクラブが企画したのですが、約30人の生徒が参加。うち、私を含む10人程度はバスで日帰りという強行スケジュールでした(笑)
ボストンとNYをつないでいるのは飛行機(約1時間半)、電車(3時間半)、バス(4時間半+)とあるのですが、時間はかかってもとにかく安いバスが大人気。今回もなんと30ドルでボストンとNYを往復できました(安い!)。バスに乗ってた時間はトータル9時間(長い!)。
さてNYSEですが、外も中もすごい豪華な建物でした。ミーティングルームで説明を受け、ボードルームも見せていただいたのですが、昔はそれこそテーブルを囲んで国債や証券を一つずつ順番に取引していたそうです。
NYSEですが、07年にEuroNextグループと合併して、今はNYSE Euro Nextというホールディングカンパニーの下にNYSEがあるとのことです。
Q&Aで、証券取引所がアジアや新興国にどんどん設立しているが、NYSEにインパクトはあるか?と質問したら、(教育担当の方に聞く質問じゃなかったかもしれませんが)、今後も合併などのコンソリデーションは進んでいくだろう、とおっしゃってました。その場合、東京証券取引所のように成熟はしているが古いシステムを継承しているところは合併などは難しいだろう、とおっしゃってました。
1時間の説明のあと、いよいよトレーディングルームに移動して上から様子を眺めたのですが、なんていうか、静かなもんです。人は各ブースや情報端末にまばらにるのですが、今の取引はほとんどネット経由でできてしまうため、物理的にここにいないと取引できないことはないんですね。まぐろのせりみたいな風景はもう見られないんですね。
さてNYSEを見て、東京証券取引所も見たくなりました。というか見ておくべきだと感じました。
調べてみたら、なんと予約も不要、ご自由にお越しください、とのことです。
日本に帰ったら行ってみます。