ソニーエリクソンの挑戦(26)~2005年2月『ウォークマン携帯電話』発表
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2005年2月に、フランスのカンヌで開催された3GSMワールド・コングレスにおいて、ソニー・エリクソンは、とても驚くべきアナウンスを行いました。それは、『ウォークマン』のブランドを冠した携帯電話を発売する、というものでした。この時の記事については、こちらをどうぞ。
http://homepage3.nifty.com/sando/3GSM2005_001.jpg
http://homepage3.nifty.com/sando/3GSM2005_002.jpg
この時の記者会見で、マイルス・フリント社長が"Sony Ericsson is proud to write a new chapter in the Walkman history"(ソニーエリクソンが、ウォークマンの歴史に新たな一章を加えることができるのを誇りに思います)と語ったのが、とても印象的でした。
そして質疑応答セッションで、真っ先に出た質問が、対応するコーディック形式に関することでした。ウォークマン携帯電話では、ソニー独自ATRAC3では、無くMP3とAACというオープンなフォーマットを採用することが明らかにされました。
そして私がもっとも知りたかったのは、ソニーエリクソンの携帯電話に、ウォークマンのブランドをつける、という戦略を打ち出したのはソニーなのか、ソニーエリクソンなのかということでした。この点について質問をすると、フリント社長は、「うーん、どうだったのか、よく覚えてないなぁ・・・。でも、僕は、ソニーの本社で、一生懸命プレゼンテーションをしたよ」と、いつものようにはぐらかされてしまいました。この疑問が解けるには、しばらく待たなければなりませんでした。
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