WIP(World Internet Project)の日本版調査報告書が公開
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マイミクのGさん情報なのですが、
WIP(World Internet Project)の日本版調査報告書が公開されています。
共通の設問で世界を比較できるようになっているようなのですが、日本の結果だけでも、かなり参考になる報告書だと思います。
100ページを超えていますから、ここで詳細については書けませんが、
- ネット利用の男女差が縮まった
- 女性の携帯からのECサイト利用が多い
- インターネット利用率がもっとも高いのは30-39歳
- 世帯年収が高いほどネットを利用している
- mixi GREEの利用者は携帯からが多い
- 年齢が若いほどネトゲ、SNS、動画の利用をしている
などなど、本当に興味深い内容です。
個人的には対面、非対面のメル友タイプ(49ページ)の話や、ネット利用によって家族や友人と過ごす時間が変化したかどうか(58ページ)あたりが特に興味深いと思いました。
最近、マーケティング会社が調査をした調査結果がいろいろな場所で公開されて、ニュースとして数字が一人歩きしていることが多いように思います。しかしながら調査によっては、かなりバイアスがかかっているものもあります。(たとえば、ECサイトで調査をしたら、ネットで買物をする人は多いという結果になりますよね?)
統計的にみて怪しいものも多々あります。以前統計の講習会の広告で、「ランチは3分の2がカレーを食べるというデータがあったとして、実は、社員食堂で3人の同僚のうち2人がカレーを頼んだだけだったら?」みたいなものを見た記憶があります。3人では少なすぎますよね。
一人歩きしている調査結果を元に何かをしようとする場合、その出自をまず調べてみる必要がありそうです。
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