エアフライヤーがやってきた
揚げ物が好きなので、週末に色々な揚げ物を作ったりします。揚げ物の時は、支度(衣の準備)とか後の油の始末のことを考えて、「どうせなら一度にたくさん揚げてしまおう」と思い、ついつい多めに作ってしまいがちです。しかし50歳も過ぎると揚げ物ばかりをたくさん食べることはできなくなり、せっかく揚げたのに食べ残してしまうことが多くなりました。
そこで遅ればせながら、我が家も思い切ってエアフライヤーを購入しました。油で揚げなくても揚げ物のような料理ができる便利な調理器具です。そして早速そのエアフライヤーを使って、油を使わずに鶏の唐揚げを作ってみました。油で揚げた唐揚げと比較しても思いのほか同じようにできたので、ちょっと感動してしまいました。しかも油を熱したりする時間が必要ないので、調理時間が圧倒的に早いことも気に入りました。
簡単な構造
エアフライヤーは、まるで美容院にあるお釜の形をしたヘアドライヤーのようなものです。電熱線があって、ファンで風を起こして熱を循環させる、ただそれだけのようです。想像していた以上に簡単な構造なので、逆に今までどうしてこのような製品がなかったのか不思議に思ったくらいです。
勝手な想像ですが、恐らく今まで特許でアイデアが守られていて、それが15年経って切れて、各社一斉にエアフライヤーを販売することができるようになったのではないでしょうか。
色々な名前がある
エアフライヤーというのが一般的な名前だと思っていたのですが、市場にはノンフライヤーとかゼロフライヤーとか呼ばれる商品もあるようです。せめてノン"オイル"フライヤーとかゼロ"オイル"フライヤーというように、"オイル"を名前に入れてもらいたいと思います。そうではないと意味が通じないような気がします。
フィリップスなど外資系の会社もノンフライヤーという商品名でAmazon.co.jpに出ていました。確認のためにAmazon.comで同じ商品を調べてみると、Amazon.comではエアフライヤー(Airfryer)という名前になっていました。
ノンフライヤーだと、「揚げない機械?」「揚げ物器でないもの?」と考えてしまうのは僕だけでしょうか。エアフライヤーでも「空気で揚げる機械?」となってしまうし、まあどちらでも良いです。
兵(つわもの)がいた
エアフライヤーのことを友人に自慢したところ、その友人は油を使ってちゃんと揚げた揚げ物の方が好きだと言っていました。ちなみに彼は電気ディープフライヤーを使っているそうです。
「ディープフライヤーだと油の処理が大変でしょう?」と聞いたら、「油は入れっぱなしだよ」との返事。「・・・・え?」思わず絶句してしまいました。
彼によると、ディープフライヤーに油は入れっぱなしで、使い終わると次に使うときまでそのままディープフライヤーごと仕舞っておくそうです。
「油は入れ替えないの?」と聞くと、「時々ね」とのこと。
「あのさ、車のエンジンオイルの話じゃなくて、揚げ物のこと話しているんだけど」と改めて確認すると、彼はムッとしていました。