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プログラミングでメシが食えるか!?

iPhoneとイヤホンの話題の続き:ポータブルアンプをGETしてみた

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平日ですが、趣味ネタで。。iPhoneとイヤホンに関する話題を細々と書き続けていますが、前回、イヤーチップを交換してみたことを書きました。

遮音性が高く、音楽にかなり浸ることができるのですが、こうなってくると・・・やっぱりさらに良い音を聴きたくなるものです。そこで、ずいぶん前から欲しかったポータブルアンプを物色してました。PHPA(Portable HeadPhone Amp)あるいはポタアンと呼ばれているようですね。

個人的に、どうせ買うなら長く使いたいということで、電源は汎用的なものが良いと思ってまして(iPhoneがそもそも電池交換できないということは置いておき・・・)、バッテリー内蔵型はコンパクトで良いのですが除外。そうなると9V電池か単4電池となるのですが、9Vはエネループみたいに入手性が良くて、自己放電が少ないものがなく、毎回アルカリ電池を買うのはエコじゃない(お財布的にもつらい)ので、単4電池駆動を探すことに。ところが今どき単4電池駆動はあまりない・・・。

A1
結局、オークションで中古品をGETしました。iBassoのP3+ Heronというアンプです。単4電池を6本も使うので、ちょっと大きくて重たいのですが・・・。

A2
このアンプの特徴は、自分でオペアンプを交換して楽しむことができることです。最初からオペアンプがたくさんついてきます(ピンクのケースの方は私がギター用エフェクターで遊んでいるもので付属しません)。マニア心をくすぐりますねぇ!
・AD797 2個
・AD827 1個
・AD712 1個
・LM6172 1個
・LMH6655 1個
・LMH6643 1個
・BUF634P 2個
・AD8066 1個
・Dummy adapter 4個
・Transistor buffer 2個
・Empty adapter 2個
ちなみに、メーカーではすでにこのP3+はディスコンのようで、P4が後継機ですが、そちらはバッテリー内蔵式です。オペアンプ交換は同じようにできますが。

A3
早速、寝不足で夜中にもかかわらず、交換して聴き比べです。ケースから基板を取り出すと電池駆動はできなくなります。ケースがバッテリーケースも兼ねていますので。。ACアダプターで動かします。オペアンプ交換の時に使う工具はついてきませんので、手持ちのものを使いましたが、きつきつに実装されているので、この工具では歯が立たない感じですが。なお、巨大な電解コンデンサーは純正ではなく、オークション出展者さんがNichicon MUSE KW 3300uF 16Vに交換してくれています。

A4
結局、届いた状態がいちばんいい感じの音かな・・・

右から
・L/R(1/2ch音声信号の増幅):OPA627BP
・Buffer(L/R出力電力の増幅):トランジスタバッファ
・G/V(3/4ch仮想接地とGND):ダミー
で、L/RとG/Vはシングルタイプとデュアルタイプどちらでも使えます。Bufferはシングルタイプのみです。OPA627BPは標準状態では付属せず、これまたオークション出展者さんが追加してくれたもので、高級品です!

なお、L/RとBufferの間にジャンパーピンがあり、そこでゲインを変えられますが、これはヘッドホン・イヤホンによって変えたいこともあるので、できればケースをつけたままでスイッチできると便利ですね。。

オペアンプを変えると音は確実に変化しますが、どれが好みなのかといわれると結構微妙です。聴く音楽によっても変えたいくらいです。とはいえ、ヘッドホン・イヤホンほど劇的に変わるわけではなく、微妙な差です。

それ以前に、ポータブルアンプを使うか、あるいはiPhoneだけで聴くかの違いですが、これは結構あります。iPhoneだけで聴くのに比べ、
・低音がしっかりする
・抜けがいい
という感じです。まあ、電源関連が強力になるだけでも、アンプは変わりますからね。iPhoneはこの小ささの中にアンプも入っているのですから仕方ありません。とはいえ、ヘッドホン・イヤホンを交換するのに比べれば差は小さいです。ということは、ヘッドホン・イヤホンがそれなりに良いものでないと違いはわかりにくいかも知れない、とも言えますね。

A5
皮のケースもついてきますし、ケースもシルバーの他にブラックもついてきます。とりあえず今朝は電車の中でこのアンプをつないで音楽を楽しんできました(寝てました?)。移動しながらだと非常に邪魔とも言えますが、まとまった時間聴ける場合はやっぱり使いたい感じです。

iPhoneとつなぐためのケーブルもついてきましたが(Dockアダプタはもともと持っていたもの)、頼りないケーブルで、やや接触不良気味なので、次はここをグレードアップですかねぇ!

まだ滲出性中耳炎の治療中ですが、だいぶ良くなってきて、聴力はかなり復活してきました。両耳聞こえることのありがたさを感じると共に、音楽も少しでも状態で聴きたいと思うようになったのでした。

===追記===

結局またオペアンプの比較をしてみました。。もともとギター用エフェクターに使っていたものも取り出してあれこれ比べましたが・・・

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こんな感じに落ち着きました。L/RはやっぱりOPA627BPで、バッファはダミー、G/VにBUF634Pとなりました。今回はBOSEのQuietComfort2で聞き比べました。実は捨てがたかったのが、メタルCANのMC4558G。抜けが少し悪いのですが低音の迫力が良い感じで・・・。曲と気分によって交換しながら使いたい感じですね!

Ha8
しかし、単4電池6本はなかなか充電が面倒です・・・。大抵充電器は4本までなのですよね。ミニッツ(ラジコン)をやっていたので、充電器はまだまだ持っていますが。。

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