ひとりはひとり ~ ひとりビジネス10の過ちより
「独りでビジネスを始めたばかりの人が犯しがちな10の愚かな過ち」というエントリより。
- 間違った相手(あるいは全ての人)に売ろうとする
- お金を使い過ぎる
- お金をケチり過ぎる
- 複数人の会社であるかのように振る舞う
- 契約書を過信する
- 直感に従わない
- 形式張り過ぎる
- 個性を殺す
- 価値創造へのフォーカスを失う
- カイゼンを忘れる
ひとりビジネス10の過ち - *ListFreak
前エントリーで「良いひとりカンパニーの7つの習慣」を考えようと思い立ち、あれこれ考えておりました。自営業の心得みたいなリストは、特にUSのサイトにはたくさんあります。ひとりビジネス歴4年を振り返り、もっとも頷くポイントが多かったリストを訳してみました。
ハッとさせられたのは、例えば「複数人の会社であるかのように振る舞う」という過ち。独りでやっているのに、複数人のチームであるかのように振る舞うな、ということです(独りでやっていると複数の事業に関わることが多いと思いますが、その場合は事業毎に"We"と"I"を使い分けるべき、とあります)。
これがなぜ「過ち」なのか、くだくだしく書くのはよしますが、会社の人数に限らず、実際の存在よりも大きく見せようとすることは長期的にはペイしない戦略であるということは、経験則として実感しているところです。
弊社は2人で創業してすぐに1人が辞めたという事情もあり、ホームページでの挨拶文は、ずっと「私たち」でした。最近リニューアルするにあたっていろいろ考えましたが、結局「私たち」という主語を使い続ける事にしました。いまは独りでもこれから仲間を増やしたい思いを込めてのことです。しかし、自分の会社を実際より大きく見せようという気持ちがなかったかといえば、あると言わざるを得ません。いま「経験則として実感している」と書いたばかりですので言行不一致とのそしりは免れ得ませんが、この誘惑はそれほどまでに高い。
引用元(後述)のエントリでは、「今やWeよりもIで仕事をしたほうが信用が得やすい(面もある)」とまで言っています。個人で請けた仕事はお金の流れも責任も明確だが、Weで成された約束は曖昧になるからというのがその理由。