子供をもとう
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子供をもつことは可能性を伝えることでもある。人間一代でできることには所詮限りがある。自分の仕事を継ぐということではないが、子供、孫、さらにその子孫がどこかで何かをしてくれるかもしれない。そうした期待をもてるのも、人生の楽しみの一つである。
― 「子供をもとう」 CRI ちばぎん総合研究所 - 社長ヌカちゃんの部屋
子供をもとう。これは扱いに慎重を要する主張です。まず、持ちたくても持てない方々への配慮が必要です。8~10組に1組の夫婦は不妊の状態にある(WHOの調査結果があるようですが未確認)とのことですので、不妊は特殊な状態ではありません。さらにおカネ、そして社会的責任の話も絡んできます。慎重に文脈をセットしないと、不特定多数の方が読むblogでは書きづらい。
ただ、子供をもつことのポジティブな面を積極的に共有していかないと、結果的にネガティブな情報(経済面の負担や事件など)に押されてしまう。著者である額賀信氏の、この視点にハッとしました。
世の中には子供をほしいと思っても色々な事情でそれを実現できない人が少なくない。そうした人たちに対する配慮は欠かせないが、その反面育児に関する否定 的な情報に囲まれながら、子供をもつかどうかで迷っている人も少なくない。迷っている人には子供をもつすばらしさを伝えることが必要だ。
― 同上
個人のコラムではありますが、氏がシンクタンク社長というお立場で発言されているところも、ハッとした点かもしれません。
声高に呼ばわるのではなく、個人的な経験を中心に語っておられます。こういう穏やかな主張の仕方を学びたいと、思いました。
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