Patagoniaの製品デザイン17の哲学
»
アウトドア&スポーツウェアのPatagonia創業者 Yvon Chouinard氏が書いた"Let My People Go Surfing: The Education of a Reluctant Businessman"という本を読んでいます。アンバサダーの岡崎友子さんが貸してくれました。
モノクロの写真集のような素敵な本(リンクはペーパーバック版に張りましたが、読んでいるのはハードカバー版です)。氏の英語も平易で読みやすい。なかでも製品デザインの哲学を語っている章が面白い。見出しを、できるだけ内容を含ませて訳してみるとこんな感じです:
- 機能的か?
(Is It Functional?)- 多機能か?
(Is It Multifunctional?)- 長持ちするか?
(Is It Durable?)- 顧客の身体に合うか?
(Does It Fit Our Customer?)- できるだけシンプルになっているか?
(Is It as Simple as Possible?)- ラインアップもシンプルか?
(Is the Product Line Simple?)- 改良できるものを発明してしまっていないか?
(Is It an Innovation or an Invention?)- 世界中で通用するか?
(Is It a Global Design?)- 手入れは簡単か?
(Is It Easy to Care For and Clean?)- 付加価値はあるか?
(Does It Have Any Added Value?)- 本物か?
(Is It Authentic?)- 芸術か?
(Is It Art?)- 品質第一。流行への追随はそれから。
(Are We Just Chasing Fashion?)- 本当に使って欲しい顧客向けのものか?
(Are We Designing for Our Core Customer?)- やるべきと決めたことをやり遂げたか?
(Have We Done Our Homework?)- 時宜にかなっているか?
(Is It Timely?)- 不必要な害をもたらしていないか?
(Does It Cause Any Unnecessary Harm?)Patagoniaの製品デザイン17の哲学 - *ListFreak
うまく訳し切れていないところがあるので後日再挑戦しよう…。
重要だと思うものに高い優先順位を与える。
それが頑固なまでに一貫していると感じました。
例えば、環境への負荷を最小限にするということ。
この発想を突き詰めると、原材料・生産時の負荷だけでなく、
顧客による服の手入れ(洗濯やプレス)も、その必要性を最小限にするべき。
9番目の「手入れは簡単か? (Is It Easy to Care For and Clean?)」という
ポリシーはそこから来ています。
SpecialPR