書評子は社会の宝
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書評には推薦系と要約系がある。『書評でスピードラーニング「NextBook」』にそう書いてあって、ハッとしました。
大学生の頃、書評家の向井 敏さんが評された本を手帳に書き写し、片っ端から読んだ時期がありました。それまでも本を読んではいましたが、本の読み方・楽しみ方を教えてくれたのは、実に向井さんの書評群でした。
本格的な書評家の書評でなくても、書評を読むのは楽しみです。一読書子として書評を読むとき、別に「鋭い分析」や「気の利いた論評」や「熱いオススメ」のある評がいい書評だとは限りません。上記のエントリにあるように、「要約系」でいいのです。ただの要約でも、書評子の企まざる個性は立ち現れます。「引用」も有効ですね。ある一文を引用し、その一文にまつわる思い出が書かれているだけでも、いい書評になり得ます。
書評や書評子によって本を選ぶ。まだアルファ版のNextBookに僕が期待するのはそういうスタイルです。
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