Open Space Technology
「学習する組織コンファレンス2005」に参加。いくつか面白いネタがあったのでおいおいカバーしていきたいと思います。
タイトルの"Open Space Technology"(OST)は、基調講演者の1人であるHarrison Owen氏が開発した、グループによる問題解決手法。とっても面白いアプローチでした。
しばらくすると無くなってしまうかもしれないので、コンファレンスの案内ページから引用しておきます。
※オープンスペーステクノロジー(OST:Open Space Technology)とは?
1985年にハリソン・オーエン氏が開発した集合的意思形成を目的とした創造的かつ生産性の高いミーティングやコンファレンス手法。OSTは、“コーヒー ブレイク”で見られる高い相互作用と創造性を、公式のミーティングの中で具現化することを意図している。OSTは、参加した人々の主体的な発案によってア ジェンダや自ら参加するセッションなどが決まっていくなど、OSTの場は参加者の主体性に徹底的に委ねられていて、人々や組織の持つ自己組織化の力を生か すプロセスによって組み立てられている。
普通は3つのセッションから構成されます。最初のセッションはこんな感じで始められます。
- 事前にテーマをまったく決めない
- ファシリテータはいない(OSTを知っている人が進行役を務めますが、話の中身にはタッチせず)
- みんな車座になってスタート
- 各自が自分の問題を紙に書き、読み上げた後に壁に貼る
…これでは話が拡散するばかりと思いきや、それがそうでもない。この後各自が、自分が解決に参加したい問題を(複数)選んでいき…要するに「“コーヒー ブレイク”で見られる高い相互作用と創造性」を作り出そうとします。
もう少し詳しいプロセスについては、下記の記事(英語)が比較的網羅的でした。
"Opening Space for Collaboration and Communication with Open Space Technology"