「続きはWebで」はテレビCMではなく店頭POPで使ったほうが効果がある?!
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アイ・エム・ジェイのマルチデバイスが引き起こす購買行動革命というレポートによると、最近のネットメディアの普及によって消費者の購買行動に逆流現象がみられるそうだ。レポートによると従来言われてきた マスメディアで認知させてネットで検索させてリアル店舗に誘導するという流れが、店頭で商品を認知し、安く買える購入場所をネットで検索・吟味して一番良い場所で買うという行動に変わっているというのだ。
このために今後はショッピングの場を「知り場」「選び場」「買い場」といった場面にわけて考える必要があるという。うーん、なるほど。
さてこのレポートの最後のほうにもうひとつ非常に面白いデータが載っている。初期認知メディアとその後のデバイス行動という項目で、商品を認知したメディアと実際に購入を行うメディアの差を調査したものだが、その結果を以下に引用すると
① パソコンで認知した人は、リアル店舗で実物チェックしても、最後はパソコンで買う(逆流行動)
② 友人などの口コミやチラシで認知した人は、その後パソコンで情報収集すると、そのままパソコンで買う
③ TVや雑誌で認知した人は、パソコンで情報収集しても店頭で買う
ということだそうだ。ちなみに②の口コミで知った人だがよくよくみるとマスコミ以上に情報収集や購買前行動はマスコミの報道で知った人以上に店頭で確認する人が多い。そのなかで少数派の口コミで知ってネットで調べる人はそのまま購入に至るということが多いということだ。
全体的な既存のマスコミ広告の影響力低下を裏付ける結果も頷けるし細かい設問も興味深い。継続的に行っている調査らしいので次回にも期待したい。
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