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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

グループウェアベンダーはもっとFacebookやiPhoneを手本にすべき

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 先日リクルートのキーマンズネットからグループウェアに関する取材をを受けた。その記事は来週にはキーマンズネットに掲載されるはずだが、そのインタービューの中でグループウェアの将来について聞かれた。

 ちょっと面白い話なので改めてここに書いてみるがいつも言っているように企業内のグループウェアはダッシュボード系ソリューションへ進化していって欲しいと思っている。ネット時代にはイントラネット上の、メールやスケジューラー、文書保管ストレージ、社内通達文書はおおむねウェブの標準的な技術で構築されるようになるはずだから、グループウェアはそれらを統合したフロントのツールに特化していくのではないかという仮説を持っている。以前にも掲載したかもしれないが、イメージ図としては以下のような感じだ。

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 コンテンツアグリゲーションとRSSなどを使った通知機能、そして横断的検索機能がベースのダッシュボードがそれで、インターネット上のツールでいえば、iGoogleやNetvibesのようなものがゴールイメージに近い。そして将来的な機能としては従来の形式知化された情報を扱うものではなく、暗黙知への素早いアプローチを支援する機能、例えばFacebookの友達推薦機能を応用した“社内でその分野に詳しい人は○○さんですよ!”機能だとか、iPhone4SのSiriのように自動的に欲しい情報を集めて回答してくれるようなエージェント機能が実装されるべきだと考えている。

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