第1回ARサミットに参加
昨日はレイ・フロンティア株式会社主催の第1回ARサミットに参加してきた。夜の7時から開始という遅いイベントだったが2時間はあっという間でとても面白かった。
イベントの中で印象に残ったのは、前半の講演で慶応大学の岩淵教授がAR関連の標準化の必要性を説いた部分と後半にプレゼンしたアララ株式会社のARプラットフォームの完成度の高さ。岩淵教授によるとAndroid携帯が乱立した結果、特にカメラ周りの仕様が統一されておらずAR関連アプリがちゃんと動かないケースが増えてきているそうだ。アプリケーション開発側は無数にある機種に対していちいちテストを行う必要があり馬鹿にならないコストだという。アララのほうはARAPPRI(アラプリ)というアプリケーションを使ってiPhoneでビデオを撮り簡単な質問に答えていくだけでARアプリが出来上がるというデモを披露。あらかじめARに特化したプラットフォームがあると開発期間やコストが格段に下げられるというのを判りやすく実演してくれた。
他にも株式会社アンビジョンと株式会社バタフライが携帯ゲームでのAR技術の活用例を紹介していたが、ARと位置情報組み合わせた収集型ゲームというのは確かに企業のマーケティングなどでの活用余地は大きく、機会があればぜひ使ってみたいと思った。
ちなみに会場はマイクロソフトの会議室だったのだが、プロジェクターやドリンクの完璧さに対して電源と無線環境がいまいちだったのはご愛嬌というところか。昨日の模様はチームラボさんがustreamで中継するとともにサミット用に専用のTwitterのハッシュタグ「#arjp1」が設けられて何人かの人が呟いていたので興味がある人は追ってみると良いと思う。