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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

空き空間のマッチングビジネス

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 自宅の近くにフリーで整体をやっている人がいるらしく時々ビラが入る。が、そのビラを見ると営業している場所が、自動車用品店の駐車場のようだ。試しに行ってみると確かに駐車場の中にプレハブが建っていて営業をしていた。
 これはどういう運営形態になっているのだろうと興味を持ってはいたのだが、直接聞くことができずにいたのだが今日突然その答えらしきものを知った。 

 2年前に紹介した軒先.comが増資をしてサイトもリニューアル(参考記事:「軒先、UIを中心に貸しスペース予約サイトを改編。法人のイベント利用も促進」)したと聞いたのでさっそく軒先.comを見に行ったところ新着スペースの欄に「イエローハットの貸しスペースを2件追加しました」と出ていた。どうやら経営資源の有効活用の一貫と言うことで駐車場スペースをレンタルしているらしい。
 そういえば他にも近くの家電量販店の店頭で車輌店舗でメロンパンを売っているのをみたこともあるから郊外型大規模店としてはわりとよく使う手法なのかもしれない。

 だがさすがにこういう物件は普通の不動産屋では扱わなさそうだ。狭いスペースだったり期限付きだったりするし、契約に敷金や礼金、保証金といったものはなじみそうにない。
 だとするとやはりこういうニッチな分野でネットワークを活用してマッチングビジネスを展開するというニーズは強いし結構将来もあるように思えてくる。

 再度書くがインターネットを最も生かすビジネスモデルはマッチングビジネスだと思う。ネットを使うと従来よりも手軽に広範囲にそして安価に集客ができる。ニッチ分野 のために人を集めにくい分野だとか、定常的では無いが多くの人が周期的に発生するシーンなど、従来はコスト的に見合わなかった分野でのマッチングサイトで の成功例は多い。最近話題のネット上で個人間融資の斡旋をするソーシャルレンディングもマッチングビジネスだ。

 残念ながら軒先株式会社は2年前からまだあまり伸びていないようだが、この先この“空き空間”の貸し借りのマッチングビジネスモデルを真似する人がまたでて成功するかも。

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