ゴールデンウィークにB級グルメを食す
B級グルメという存在を知ったのはもう2~3年前の事になる。このブログでも過去に何度か取り上げてきたが、B級グルメを活用した地域の活性化や産業振興というのはこのところかなり定着してきたようだ。
そしてそれに伴ってB級グルメを一堂に集めてコンテストを行うというイベントの開催頻度も徐々に上がってきている。東京近郊だけみても、このゴールデンウィークには今日(5/3)と明日(5/4)は大宮で「第4回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」が、5/6と5/7には厚木で「第2回神奈川フードバトル in あつぎ」がそれぞれ開催される。下旬の23日と24日には静岡空港開港記念と言うことで「全国B級グルメスタジアム」というのも予定されている。
さてこういうネタを何度か書いている癖にイベントへの参加経験がないというのはさすがにマズイだろということで、今日はこの埼玉B級ご当地グルメ王決定戦に参加しに大宮まで息子と一緒に行ってきた。
イベントは11時から始まっていたのだが、我々が12時に着いたときにはもう沢山の人だかりと長蛇の行列ができていた。さっそく息子といっしょに順番にお目当てのメニューを消化しはじめる。
まず最初は新座市の「にんじんうどん」。地元産のにんじんを練り込んだうどんはするすると食べられてとっても美味だった。息子も満足。
次に前回優勝したという川口市の「キューポラ定食」を食べてみた。こちらは稲荷寿司とすいとんの組み合わせなのだが、稲荷寿司は美味だったけどすいとんがイマイチ。すいとんの中には2種類の団子が入っていて片方は美味しいのだけどもう一つがピリカラ過ぎで参った。さすがに唐辛子系は小さい子には食べさせられないので私が全部食べたのでけど口の中がヒリヒリになってしまった。
口直しに食べたのは志木市の「はたざくらカッピーコロッケ」。コロッケを割ってみると中はほんのりピンク色。しかし揚げたてのコロッケは実に美味しい。志木市のゆるキャラである河童のかっぴーに心奪われる息子と一緒にほくほくしながらほおばった。
そうそう今日のこの会場には埼玉の誇るゆるキャラ軍団である「ゆる玉応援団」も参加していた。以前ゆるキャラ関係のエントリーで佐賀県の豊富なゆるキャラ達のことを書いたらばんちょ~に「埼玉のほうが多いですよ」と指摘されて驚いたが確かにこの充実度は凄い。まさに埼玉はじまったな、だ。
そして4番目は本庄市で昔から食べられていて学校の給食にも登場するくらいポピュラーだという「つみっこ」というすいとん。なんでも本庄市にはつみっこを食べさせる店が30店もあって、今日の出店はそれらの店が参加して行われる「つみっこ合戦」で2年連続チャンピオンになった店とのこと。すいとんだから所詮昔ながらの味かと思いきや、食べてみるとなんとイタリアンテイストの味付け。最初だけは違和感を感じたけどもそのうちに慣れて、結局個人的には今日食べた中ではこれが一番のお気に入り。
しかしB級グルメで単価100円か200円とはいえ4品も食べるとお腹は結構いっぱいになる。しかもあまりにも盛況で早々にお目当てのいくつかメニューがオーダーストップになっていたので、結局最後に東松山市の「やきとり」という豚串を買ってこれはお土産にして自宅に戻ってから食べた。鳥ではなく豚のやきとりというのは美味しいことは美味しいのだけどどうしてもそれは豚串だろうと思ってしまう。
あとB級グルメに併設した会場では埼玉県物産観光展が開かれていたのだけどここでちゃんと、らき☆すたグッズが売られているところにも埼玉の底力を感じた。
しかし埼玉だけで22個もB級グルメがあるのに結局まだ5つしか制覇できていない。次回以降も頑張って着実にB級グルメの経験値を上げていくようにしたい。
===当ブログ過去の関連エントリー
- 第五回B―1グランプリの開催地が神奈川県厚木市に決定
- 日本政府が本気を出したようです
- ユニークイベントの開催スケジュールをまとめてみた
- 日本各地で活発化している「ご当地萌えキャラ」「萌え地産品」
- 痛神輿上等!ではないかな
===2009/5/5 15:45追記
5月30日に四国の坂出駅前で催される「さかいで塩まつり」内にて『めざせ!全国!!』讃岐B級グルメコンテストが行われるようで出店者の募集が行われているそうだ。