名刺管理のプロにきいたポケッター名刺の管理方法
最近ブロガーをはじめとしたネットワーカーで流行っているポケッター(pocketer)名刺。きれいなデザインで可愛いのでオフ会などで貰うとその場ではとても嬉しいのがだ、実はその後の管理がちょっとめんどくさい。
と言うのも私はScanSnapというフィード型のカラースキャナーを使って名刺を読み込んでOCR処理して管理していたのだがポケッター名刺をこのスキャナーにセットしても小さすぎて上手く読み込めない。また読み込んだあとの名刺はA4サイズの名刺管理用のファイルに綴じてしまうのだがこのときもサイズが小さすぎて何かの拍子にポケットから落ち抜けてしまったりする。
こんな悩みを抱えている私に名刺&人脈管理ソーシューションを展開している三三株式会社のサポートの方が素晴しい方法を伝授してくださった。ポケッター名刺は、一旦名刺大のビニール製のフォルダに入れればScanSnapを通せるのだ!早速試してみた。
順調順調。快適に読み込めた。ちなみにポケッター名刺を入れるフォルダ(袋)は厚手のビニール製でないとダメなようだ。試しに100円ショップで売っている薄手のカードフォルダ(トレーディングカードゲームを入れるヤツ)で試してみたが薄いと紙づまりになってしまう。
ちなみにこの三三株式会社とは以前にも紹介したが「LinkKnowledge」という名刺を入り口とした人脈管理ソリューションを展開しているベンチャー企業。スキャナーで読み込んだ名刺の画像をネットワーク経由でセンターに送信すると専任のパンチャーが手で入力して100%正確な名刺データベースを作ってくれる。そのデータベースを社内で共有することで自社員の持つ人脈を「見える化」するとともに、誰かひとりが新しい名刺をもらってくるだけで全員のデータベースに更新がかかるというように従来の面倒だった名刺管理作業からの開放を実現してくれる。
名刺読み込み用のスキャナーと管理ソフトは機材ごと貸し出しもらえる。以下の写真はそのセットを使ってポケッター名刺を読み込ませようとしている所。
そしてこの「LinkKnowledge」の上位サービスであるエンタープライズ版が昨日発表されていた。従来のプロフェッショナル版に対して幹システムとの連携等が機能強化されてCRM等とより連携しやすくなったとのこと。1人とか2人からでも契約できるので、名刺をもらうことの多い人なら個人で契約するのもありかもしれない。
三三株式会社のこのビジネスモデルは非常に新しくて面白いという事でシーネットネットワークスジャパン主催のITベンチャーコンテスト「Tech Venture 2009」のファイナリストにも残っている。このコンテストは明日最終審査会と表彰式が行われるがもしかしたら優勝するかもしれない。
名刺管理って古くからあるのにずっと課題解決がされてこなかった分野だけどここへ来て急速にソリューションが進化していて面白い。