シックス・アパート5周年でTypePad Connectをお披露目
===12/2 12:25記述
シックス・アパートの日本法人が、今日12月2日で5周年になるそうだ。
今日の19時からは設立5周年の記念イベントが行われる。そしてそれに先立ち14時からは、ディアおよびブロガーの向けに2009年の事業戦略説明会がある。
私はその両方に出席する予定なので、今日はこのイベントの感想や報告をブログに随時更新して見ようと思う。こういう使い方は多分ミニブログでやったほうが良いのかもしれないけど、まぁ実験してみる。
===12/2 15:45記述
先ほど事業戦略説明会が終わり戻ってきた。とりあえずニュース的なものは今から纏めるが事業戦略説明会でのメモをここにそのままあげてみた。20081202.txtをダウンロード
===12/2 16:15記述
シックス・アパートの日本法人の事業戦略説明会に出席してきた。関さんのブログの歴史を振り返り今後は すべてのWebサイトがソーシャル化していくというプレゼンの後にいくつかの目玉となる戦略が披露された。以下その中で私が特に気になったものをピックアップ。
TypePad Connect
まず、本日プレスリリースもされたTypePad Connect。TypePad Connect(一応またβ版で一部日本語化が未済とのこと)はコメントサービスと呼ばれるサービスで従来コメント欄が無かったメディアにASP的にコメントサービスを付与するサービス。こうしたコメントサービスはアメリカのブログ界で最近活発化しておちしばらく前にブログの運営基盤を持つ各社がコメントサービスをこぞって買収するという動きもあったらしい。
TypePad Connectを使ってあちこちにつけたコメントは、TypePad Connect上の自分のプロフィール・ページに纏めて表示することができる。プロフィール・ページには、他のサービス(Twitterなど)での状況も掲載できるので自分のポータルページにすることができる。これは従来iddyなどが担っていた部分を置き換えていくだろう。
さて日本では現在こうした外部コメントとして、はてなブックマークのコメント欄がそのポジションを担っている。そしてはてブのコメント欄というとネガコメ問題が昨今いろいろと取りざたされている。このネガコメ対応については、説明会終了後に関さんに確認したところ現時点ではスパム対策として報告や削除機能はあるがネガコメについては対応はしていないそうだ。ただし将来的にはレーティングシステムなどでネガコメンテーターを判別するなどの対策を考えていきたいと言っていた。
ちなみにTypePad Connectの場合は、各ブロガーが自分のブログにTypePad Connectのモジュールをセットアップすることで外部コメントが可能になるので、もうひとつはてブで問題になっている「コメントされたくないユーザ」の「コメントされない権利」のほうは確保できるようだ。ブロガーにとってのTypePad Connect導入のメリットは、自分のブログについたコメントをまとめてみることができることやコメントがついたことをメールで通知してくれる機能が使えるようになることだろう。
Blogs.com日本版
シックス・アパートはメディア事業の強化と言うことで2009年第1QにはBlogs.com日本版を運営開始する予定とのこと。Blogs.comは既に米国では2008年8月から開始しているブログ・メディアで済みブログ界の動向が集約されるポータルサイトとして順調にアクセスを伸ばしているとのこと。
個人的にはこのBlogs.com日本版にはちょっと期待している。
Pownce買収
最新のトピックスとしてPownceの買収の影響についても質疑応答で出た。これについては既にPownceの技術チーム2名がシックス・アパートに合流し、他数名も今後アドバイザリーで参加するらしい。Pownceの知的所有権はすべてシックスアパートに譲渡されるので、直に彼らの技術やノウハウを使った新製品やサービスが出てくるだろうという回答があった。
なお、本日19時から行われる5周年記念のパーティは立食方式で、関係者・代理店・プレス・ブロガーなど300人が参加する予定でパートナー企業の展示ブースも設置されるそうだ。
===12/2 16:55記述
うっうー。
早速TypePad Connectを試してみようと思ったのだが、いきなりいくつかの壁にぶつかってしまった。
- まずオルタナティブ・ブログはTypePadベースなのだが、このIDはTypePad Connectには使えないようだ(新IDを取得するかOpenIDでログインしないといけない?)
- そしてオルタナティブ・ブログの動いているTypePadでは、まだConnect機能を使えないようだ。
新IDを取得してスクリプトをそのままTypePadの個別のエントリーフォームに貼込んだところ動いた。とりあえずおためし中である。
===12/3 13:10追記
ITmediaにて関連特集「ブログの過去、現在、未来~日本ブログ界の5年間と今後を占う」が開始、第1回記事「多様化するブログ活用法」を弊社小林が書いている。