専門分野の創り方
昨日の続きで、ブログを書くとかテーマを決めて情報発信することをアドバイスすると、たいてい次に聞かれるのが、「テーマにすることが無いのです」という相談だ(笑)
それこそ自分が将来何を専門にするかってことなのだから自分で考えろと言いたいが、あえて言うならテーマが無ければテーマは作れば良い。専門分野なんて何でも掘り下げて自分がそう主張すればれば専門になるのだから。
以下は、そうしたテーマ(専門分野)の探せない人用のメソッド。
(1)ニュースを眺めて新しい誰も追っかけていなそうなテーマを選ぶ
ちょっと前の仮想世界とか。法改正などがあると強制的にテーマなるのでその後が追っかけやすい
(2)過去に自分が得てきた知識分野でのアプローチを現在の担当分野を適用してみる
例えば、大学の建築・都市計画分野で学んだことを情報工学分野に適用してみた、とか
(3)既にあるテーマや流行っているテーマを混ぜる、あるいは強引に並べてその中間を創る
ネットで流行ったソーシャルメディアを企業内に持ち込んでみる、蓄積と流通の間に検索というプロセスを強引に定義する、等
このどれかを使えば、手軽に新しいニッチな専門分野を創る事はできる。念のために注意しておくと、あまりにニッチすぎるものを選ばないことだ。昨日も 書いたけど、講演とか執筆をするためには依頼者が必要だ。依頼者が居そうにない(あるいは今後も現れそうにない)ものを選んでもダメだろう。マイナーすぎ るテーマはニュースや話題も少ないので、直ぐに書く事がなくなるということもある。
もちろん王道はこうしたニッチを捜すのではなく、今の担当や役割の分野の専門家になることだが、どうしてもそれが嫌で、なおかつ自分では見つけられない人は、試してみると良い。