HPによるナレッジマネジメント実践の事例
SlideShareを巡回していたら、HP(ヒューレットパッカード)でのKM(ナレッジマネジメント)の事例を大学かどこかで紹介したものらしい凄いスライドを見つけたので紹介。
スライドによるとHPのイントラネット上で展開されるナレッジマネジメントは大きく5つらしい(6P~12P)。
Share:社内に相互扶助型Q&Aコミュニティを作ってナレッジを共有
Innovate:社内ソーシャルネットワークの構築
Reuse:提案書やプレゼンテーションをライブラリ化して再利用させる仕組み
Collaborate:(これがちょっと良く判らないけど)専門家チームによる知識供給のサポート
Learn:eラーニングを使っての社員教育
スライドはその後KMを「人」「プロセス」「技術」3つのコンポーネントに分けて考えてみた説明(P16)に続くが、この中ではHP社内のナレッジマップを紹介した3枚のスライドがとても興味深かった(P36~P38)。社の知識資産を使いやすい形式で整理するナレッジマップのデザインと構築は、最近我々が良く手がけるテーマであるがここでは具体的な画面が紹介されているのでとても参考になる。
このナレッジマップとKnowledge Briefs(P65以降)の説明あたりを見ると、やはりナレッジマネジメントの成功の為には、単に情報を出すだけではなくその中から良い情報を抽出し整理して提供する地道な作業が不可欠な事が伺える。
他の部分にも実際の画面のハードコピーがふんだんに使われておりとてもイメージし易いし、スライドの最後のほうには今流行のWeb2.0系のツールへの取り組みも紹介されているので、ナレッジマネジメントに興味のある人は是非一度見ておくとよいだろう。。