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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

多人数チャットのTwitterは「いつでも飲み会」

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 栗原さんが、Twitterのような1:nのチャットサービスはミニブログと呼ばないで「マイクロキャスト」と呼んではどうか?、という提案をされていた。
 
 実は私も昨年の終わり頃からTwitterにかなりはまっている。実はTwitterのアドレスは春頃から持っていたものの最初の頃はミニブログという名前の先入観から何かこまめに発信をしなければと思いこみで構えてしまって、結局誰に何を配信すれば良いのか戸惑ってその面白さがまったく判らなかった。しかし秋頃に単なる多人数チャットツールだと割り切ってからは、面白いと感じるようになったし使い出も判った。今は日々たわいもないことを書いていくのがけっこう楽しい。

 こうしてTwitterでコミュニケーションを取っていると時間が過ぎるのを忘れてしまう。このことを同僚のコンサルタントに話をしたところ「それは毎日飲み会やっているようなものですね」と言われた。確かに会社から帰ってTwitterでいろいろな人と会話をしているのは、さながらネットにある居酒屋で趣味談義に話を咲かせているようだ。日本技芸の濱野さん流にいうと「いつでも祭り」のニコニコ動画を酒の肴に「いつでも飲み会」のTwitterでだべっている感じである(私の場合実際に酒を片手にTwitterをやっている)ただこの居酒屋はラストオーダも無いし終電も気にしなくて良いのがちょっとタチが悪い、ついつい深夜になってしまうのだ(笑)

 あとTwitterのメリットとして実感しているのは、いったん方向性を定めるとその方向での人脈(知り合い)が短期間に加速度的に増えることである。参加者がリアルに今思っていることややっていることを発信して同好の知人と会話しているので、自分の興味のある分野で誰かひとりハブになる人を見つけて彼(彼女)の会話相手を次々とFollowしていくと、あっというまにそのテーマで濃いコミュニケーションの出来る仲間が出来上がってしまう。もちろん相手もTwitter環境にいることが前提だから、例えば私の場合でも今は競技ダンスのコミュニティをTwitter上で構築することは無理だが、PCやネットサービスでの同好の士や業界人とは驚くべきスピードで出会うことができた。

 こうした多人数チャットは従来のものよりもそこに惹きつける力が断然強いようだ。完全な実名ではないがある程度のバックグランドが判った顕名でのメッセージ交換であるので知人とつながっているという感覚がブログや掲示板よりも高く、気軽な独り言でも発信できるのでMixiなどのSNS上の日記に比較してメッセージ交換の回数が格段に多いのでより深くつながっている感覚になりやすいように思う。
 今のTwitterユーザはアーリーアダブター層というか、比較的にネットに慣れたこうしたコミュニケーション耐性の強いユーザが中心だからあまり聞かれないのだと思うが、日本語版が出て一般ユーザが増えてくると早晩「Twitter依存症」や「ついったー疲れ」と言った症状?(現象)になる人がでてくるのではないかと思う。

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