上司に社内SNS(社内ブログ)を書けといわれたら?
»
つい先日知り合いから「今度、うちの会社でも社内SNSとやらを入れる話になったみたいなんだよね。それで上司から日記
(ブログ)を書けって言われているのだけど、いったい何を書けばよいの?上司からは別に規制はないので何でも書いて良いと言われているけど・
・」という相談を受けた。{ちなみに何でも書いて良いというのが最も曲者である}
酒の席での話ということで、同僚と一緒に自分の経験も含めてブレインストーミング的にアイデアをいくつか提供したのだが、
これが結構面白かったのでここでまとめて紹介してみたい。
- ニュースクリッピング
新聞記事やメルマガなどで毎日流れている記事のうち自分の気になったものを引用(リンク)して自分の意見を数行コメントする。
これの記事のクリッピングは今ならSBM(ソーシャルブックマーク)で行ったほうが便利かも知れないが、 過去に私自身が社内ブログで実行した際も相当に便利だった。備忘録的に書いてあったコメントを後で読み直したり、 あの記事って元々どこにあったっけと探すときに使えるのである。 - 仕事のアイデア、メモ書き
仕事をやっていてこんなツールが欲しいとか会社のシステムがこう変わったら楽なのにというアイデアのメモ書き。
これも後で後で読み直して使えるし、年に数回会社で行われるアンケートの際に参照したら便利だった。 - その日の昼飯
- その日に会った人の記録
自分の日々の行動記録を書いておくことで後から振り返って情報を再活用するときに手がかりが増えて便利になる。出合った人の場合は、 会った経緯やその人の印象まで書いておく。 同僚からは昼飯の種類を分析すれば健康管理に活用できるとか出会った人の記録は後々に人脈や交友状況を整理するときに使えるという指摘もあった。 - 書評、データ集
その日に読んだ本の感想や、各種統計データや調査結果のうち再利用できそうなものをブログに書いておく。
最初のニュースクリッピングに似ているが、「使える言葉」「引用すると効果的なデータ」を残しておくことで、 後々の営業活動や提案書の作成の際に自分が楽を出来ることは多い。 - Todoあるいは作業結果リスト
私の知人の中にはブログをTodo管理とその結果の作業結果記録として活用している人もいる。
これも記録に残しておくことで、あとから振り返ったて報告をする際に使えるそうである。 確かに立替えた交通費を清算するときにこういう行動記録は役にたちそうだ。
これらの他にもいくつかのアイデアが出たが面白かったのはブログというより日々のデータの記録簿として活用するモノである。
- メールの送受信先一覧をベースにそのやり取りについてブログにメモ書きを残す。
- その日に作成した文書一覧をベースに、どういう理由や背景で文書を作成したかの記録をブログに記載。
- その日の自分のPCの活用状況。ログイン時間、ファイル伝送量などを記録しておいて、後から自分で生産性などを調査・分析する。
いずれも元のデータはいちいち自分でブログに書くのではなくブログ側がシステム的にボタンひとつで他から取り込んでくる前提で考えると本当に実現できれば自分の作業の分析という面ではかなり効果がありそうに思える。
もし自動での取り込みが無理ならば「写メール」
方式で業務時間中に出会ったものを何でも携帯で写真を撮ってメール投稿するというのも代替案としてアリかもしれない。
社内ブログの場合「人に読ませる文章や内容を書くことを追い求めるのではなく、自分のメモ書きとしての備忘録ブログ」
をイメージしたほうが良いだろう。冒頭の相談には「社内ブログの場合は、人のために書くのではなく、
将来の自分の為に書く気でやらないと書くモチベーションが継続しないよ」というアドバイスでまとめておいた。
SpecialPR