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Windows 8のチャームを華麗に出す方法

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 Windows 8のユーザーインターフェースの特徴の一つに「チャーム」という機能があります。チャームとは、Windowsのアプリケーションソフト同士の橋渡しをする機能です。

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上記のようにWindows 8で共通して表示されるメニューです。[検索][共有]・・・と書いてある項目はコントラクトと呼ばれるものです。[検索]の場合は、ファイルやアプリケーション、Webの検索を行います。[共有]はアプリケーションの内容をメール送信、SNSへ投稿したり情報を他のものに共有させる機能です。例えば表示している画像を内容をメールで送信したりtwitterなどに投稿する時に使います。

Windowsストアアプリを使う上では便利であり使うべき機能だと思います。また、Windowsストアアプリを開発する上では検索や共有をさせる場合共通のユーザーインターフェースとして使用すべきです。(実際の検索処理や共有処理のコードは書かなければいけません。)このチャームの機能については別の記事で書きたいと思います。

 さて、このチャームを画面に出す方法は下記の方法があります。

  • タッチパネルの場合画面の右端から画面の内側になぞります。(通常”スワイプする”といいますが)
  • マウスで画面の右上隅または右下隅にマウスカーソルを持ってくる。
  • WindowsキーとCを同時に押下する。

タッチパネルでない場合、ほとんどマウスカーソルを画面の右上隅または右下隅に持ってくる動作をさせることと思います。ショートガットキーを使用することが習慣化されている方はWin+Cでもいいかもしれませんね。

しかし、このマウスを使ってチャームを出す方法って最初は意外とうまくいかないんです。現に昨年4月に開催されたWindows Developer Daysでは、Windows 8 Consumer Previewを使ったセッションが多くあったのですがマイクロソフトの方でさえ、このチャームを出すのに苦労していました。特にプレゼンでこの機能を説明するときや使用するときはサッと出したいところです。私の場合勉強会で操作を説明する際にショートカットキーではなくマウスで聴講者の方から見えるように操作します。その際、もっと「華麗に」チャームを出したいですよね。

では、なぜここでもたついてしまうのでしょうか?

  • 右上隅または右下隅ににマウスカーソルを持ってきてチャームを出すまでに実感の時間がかかる(おそらく0.x秒というものだと思います。)
  • そこから検索や共有を選ぶ

つまり操作している身からすると2ステップの操作を意識しなければなりません。

私もいろいろと試した結果、下記のような方法でスマートにチャームを出すようになりました。

マウスを右下角に当てるようにして、そのままカーブを描くように上にマウスカーソルを持っていきます。

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動画でこの部分だけを見たい方はこちら
http://youtu.be/cPl0y2RUoK0?t=3m5s

マウスカーソルが右下隅に行ったことを検出させて、チャームが出てくる0.数秒の間によく使う検索や共有のメニューの位置にマウスカーソルを持っていくことになり、感覚的に素早く操作できます。

Windowsストアアプリ自体まだ立ち上がりの状態でどの程度チャームを活用することになるかまだ未知数です。またタブレットなどでタッチパネル操作中心となればマウス操作は不要かもしれません。ただある意味出しづらかったチャーム出しの問題は解決できましたので、ご参考まで書かせていただきました。

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