第39回 その名は「Windows 8」
「Windows 8と呼ばれていた」時期Windowsの正式名称がWindows 8と発表されました。
Announcing the Windows 8 Editions
今度のエディション構成はシンプルになりました。エディションは二つ“Windows 8”と”Windows 8 Pro”です。Windows 8(無印)(←って呼ばれるようになるんでしょうけど)は従来のStarterからHome Premiumに相当し、Windows 8 Proは従来のProfessionalからUltimateに相当します。それぞれに32ビット版と64ビット版が用意されます。また、新興市場向けにはそれぞれの言語に特化したものも用意されます。
コンシューマ市場には、通常はWindows 8(無印)が展開されプリインストールマシンの多くはWindows 8(無印)が適用されると考えられます。Windows 8 Proは、企業用途や開発者、マニア(^_^;)向けとされるでしょう。Proには、暗号化、仮想化、ドメインの接続など機能の違いがあります。私好みの機能としてはVHDブートがサポートされているのはProのみですので、Proを使うことになると思います。
今でも多くの方から聞かれるのですが、「Windows 7ってどれを買えばいいの?」と聞かれると大抵はHome Premiumを薦めて、とりあえずProfessionalとの違いを説明します。大抵は「じゃ、Home Pemiumでいいや」ってことになります。Windows8にしてもProにしなければならない理由がない限り(無印)を薦めようかと思っています。
更に、WOA(Windows On ARM)と呼ばれていたARM版のWindows 8ですが、Windows RTと名称が決まりました。新しいプラットフォーム名がWinRTなのでこちらと混同しそうですね。こちらのWindowsは、タッチ操作に最適化されたOfficeの新バージョンが入っているようです。Word,Excel,PowerPoint,OneNoteですね。
いずれにしても、MacOS Xとまではいかなくてもエディションがよりシンプルになったことはいいですね。今までも店頭販売では実質的にHome PremiumとProffesionalとUltimateの三種類でしたが、やはり買う側からすると混乱するとまでは行かなくても考えてしまうようです。私もどれを買えばいいのか一番聞かれます。Home Premium相当のWindows 8(無印)をエディション名無しにしたことは、むしろ混乱を避ける意味があると思います。それ以外を”Pro”としたのはうまい線引きをしたと思います。
これからもWindows 8の話題を取り上げていきたいと思います。
※ 2012/4/19注
Windows8の表記をWindows 8に修正しました。