Javascriptベンチを取ってみた(May 28,2012)～Firefox 12/Chrome 19登場/自作のベンチ～

Firefox 12/Chrome 19がアナウンスがありましたので、Javascriptベンチを取ってみます。

Javascriptベンチは、SunSpider 、V8 Benchmark Suite、PeaceKeeper、Asteroidsです。SunSpiderはタイム系のため短いほど優秀で、V8 Benchmark Suite、PeaceKeeperとAsteroidsはスコア・FPS系のため値が大きい(=高い)ほど優秀です。Krakenはアクセスできなくなったので、今回省いています。

測定したPCのスペックは、Phenom II X6 1090T BE(3.2GHz)、Radeon HD 6750、Windows 7 64bitでストレージがSSDx2 RAID 0(SATA 2)です。

傾向としては、ChromeがSunSpiderの様な軽いベンチでも高速化できるようになりました。これは、"Chrome、V8エンジンに新アルゴリズムを導入"による影響ではないかと思います。

以前は軽いベンチを毛嫌いしていたChromeですが、対応可能なの物なのですね。

ついでにブラウザシェアもグラフ化して見ました。

■NetApplications

(出典:NetApplications)

■Wikimedia

(出典:Wikimedia)

統計データによっては、ChromeがIEを抜いたデータもあります(グーグル「Chrome」、IEを抜きブラウザシェアで首位に--StatCounter調査)。

統計データの違いといってしまえばそれまでです。NetApplicationsの保守的なデータで、最近IEのシェアは伸びています。Wikimediaのデータは、2012/6にはChromeはIEを逆転するようなデータになっています。こればかりは、母体のデータ次第な気がします。Wikimediaは、ChromeとAndroidを合計はIEを既(2012/4)に抜いています。このあたりは、統計データをいろいろ操作すると面白データが取れるかも知れません。

自作ベンチも作ってみました。作成しているゲームをベンチしかできないものにしてものです。

ベンチをクリックするとfpsでベンチ結果が出ます。デモは通常の速度にしたものです。

ソースは、archiveのtuntac_bench.zipです。

結果は以下になっています。

Chrome 19 68.2fps
Firefox 12 31.6fps
Opera 11.60 43.0fps
IE 9 49.2fps
Safari 5.1 56.8fps

80%Canvas、20%ループベンチではないかと思います。7fps程度出ていればゲームに支障がないため、PCで動かす分には速すぎます。