オルタナティブ・ブログ > 嶋田賢策のマーケティング・ライフ >

マーケティングに日々たずさわる中で、感じたこと考えたことを綴ります。

見込み客はどこから来ているのか? Googleアナリティクスを見るポイント

»

2005年11月14日 Googleアナリティクスがサービスを開始して5年が経ちました。しかし、この強力なツールをきちんと業務に行かせている方は少ないようです。この無料のアクセス解析ツールをを使いこなすことで、コストを掛けず自社に関心がある人が「どこから来て」「何を見て」「何に申し込んだか」というマーケティングの成果検証が簡単にできます。

B2Bマーケティングは、B2Cと違いサイトへのアクセス数が圧倒的に少ないです。参照元も限られていますので、継続的にチェックしておくと、どこからどのくらいのアクセスがあるかすぐに分かるようになります。

ホームページを作成したら、まずは訪問者数を増やすということが目標になると思いますが、単純に訪問者数が増えていても、それが意味があるものかどうか判断する必要があります。最初に注目したいのは訪問者の内訳が「新規訪問者」なのか「リピーター」なのかです。新規が増えないとビジネスに広がりが出ませんし、リピーターが極端に少なくても集客効率が悪くなります。

リピーターの数に影響が大きいのが自社で発行しているメールマガジンからのアクセスです。メールマガジンを複数回発行してホームページに誘導すると、訪問者数に影響を与えます。特に魅力のあるセミナーやキャンペーンの告知を行うと一気に訪問者数が伸びます。

認知目的だけであれば、インパクトのある魅力的なコンテンツを用意して訪問数だけを評価すればよいですが、B2Bマーケティングでは資料請求などへの申し込んだのかが重要です。色々とやってアクセスは増えたが資料請求や問い合わせは増えなかった。アポイントにつながらない。電話が鳴ったのは広告の営業マンからだけだったということにならないようにしたいものです。

自社の実力を図るチェックポイントを紹介します。
・訪問者数と資料請求数は比例して増えているか?
・社名・商品名での検索数は増えているか?
・広告以外の訪問者数推移。広告で短期的に訪問者数は増えるが、その後リピーターは増えているか?

このような指標を定期的にチェックしながら対策を打っていきます。訪問者数が頭打ちなら広告・PRが必要で、まずは知ってもらうことが大切です。広告以外での訪問者数が増えないなら口コミが発生していない状態で、コンテンツに魅力がないのか、ニーズ がないのか調査が必要だと思います。さらにコンテンツの充実と合わせて、メールマガジンの発行など、リピートして来訪する仕掛けも必要です。

アクセス解析は高性能で強力なマーケティングツールですが、まずは「どこから来たか?」を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

【参考情報】
メールマガジンからの訪問者数を計測する方法
http://analytics-ja.blogspot.com/2007/09/how-to-track-email-campaigns.html

Comment(0)