XYO Networkが初のブロックチェーン年次総会を開催予定
スマートテクノロジーの採用がうなぎ登りに増えています。これは一部には、このテクノロジーが私たちの日常生活を変容させ、日々のアクティビティをシンプルなものに変えるという期待を抱かせるからです。今日では、例えばスマートフォンやスマートスピーカー、スマートテレビ、またスマートホームまで、スマートテクノロジーを用いて動く様々な端末が存在しています。
これまでは人工知能が世界の注目を集めていました。世の中が、コンピュータが集められた情報を元に判断を下すことができるという考え方から抜け出すことは恐らく難しかったでしょう。今日AIは様々なアプリケーションやユースケースを持ち、異なるセクターでその道を見つけています。しかし、スマートテクノロジーは世界を一段と高い進化のレベルに引き上げる最も新しい技術的発展であるようです。
Smart Homes
スマートテクノロジーから新たな魅力の世界が生まれました- スマートホームテクノロジーです。このテクノロジーでは、インターネットに接続された複数の家庭用品同士が繋がるようになり、単一のソースから制御できます。家の所有者は、このテクノロジーを利用してテレビや照明、鍵などの家庭用電化製品をスマートフォンのような単一の端末から無線で制御できます。
スマートホームテクノロジーの市場は、Zion Market Researchの発行したレポートに基づくと、世界的規模で2022年までに$530億ドルを越えるようになると予想されています。これは市場の成長が前途有望であり、またユーザーや家の所有者によりどんどん取り入れられていることを明確に示しています。
例えば、サムソンのSmartThingsでは家の所有者に対し、照明、テレビ、およびメディアセット、その他数多くの端末を携帯電話から無線で制御できる能力を提供しています。スマートフォンやノートパソコンにアプリをダウンロードすれば、インターネット接続が可能な他のホーム端末にアクセスし、制御することができます。Amazon Echoはスマートホームテクノロジーを育成する新しいAIシステムです。スマートスピーカーがユーザーと会話し、音楽の再生や、天気予報などのリアルタイムの情報を提供するなど、リクエストに応答することができます。
このような成長の中にあって、組織や政府はスマートテクノロジーの採用においてより大きな絵図を模索しています。彼らはこのテクノロジーを取り入れてより大規模に様々なものを繋げる道を求めているのです。
Smart Cities
スマートホーム市場においてスマートテクノロジーがすでに実績を証明していることを考えると、このテクノロジーをもっと大きなスケールで採用できる方法について検討し始めるというのは実に賢明なことです。ホーム端末に接続して制御する手段を持たせることができて、その結果家庭でのアクティビティがよりシンプルかつ簡単になれば、そのテクノロジーをより広く、大きな意味で取り入れる方法も考えられるでしょう。
この方針で考えた結果、スマートシティの概念の発展に結びついてきたわけです。スマートホームが家庭での複雑なアクティビティをシンプルなものに変えるように、スマートシティの概念により都市におけるアクティビティもシンプルに変えることができます。テクノロジーによりもののインターネット(IoT)とビッグデータを組み込むことで都市部でのプロセスをより簡潔なものとなるよう育成し、居住者がもっと暮らしやすくなるようにするのです。
このような概念に基づいて、都市はICTやIoTセンサーを用いて街中の様々な端末やコンポーネントを繋げてデータを集めることができ、さらには都市の住人の生活を向上させることもできます。世界では速いテンポで都市化が進み、2050年までには世界人口の60%が都市に住むと予想されていることから、複雑な都市のプロセスがより簡単なものになり、同時に住む人の生活品質が向上することが不可欠です。
中国は、上海、深セン、および北京といった大陸の都市においてすでにスマートシティの概念を採用している先進国の1つとして注目を浴びています。また、他にもサンフランシスコ、シンガポール、およびニューヨークなどの都市もこの発展に含まれています。International Data Corporation (IDC)の報告によると、世界のスマートシティテクノロジー関連の支出は2021年までには$1350億ドルに達し、2020年までには世界中で600のスマートシティが造られ、2025年までに世界のGDPの50%以上がそれらの都市によって生み出されると予測されています。
ブロックチェーンテクノロジーの統合
このテクノロジーが引き続き牽引力を持ち、ブロックチェーンテクノロジーが様々な業界で生み出している現在の潮流を考慮すると、企業はブロックチェーンテクノロジーをスマートシティの概念に統合するにあたり、スマートな対策を講じています。XYOネットワークはブロックチェーンに基づく位置証明ネットワークで、ブロックチェーンテクノロジーの統合を模索している組織の1つです。「すべてが繋がり、リアルタイムの情報によりすべての効率性がより高まる、というスマートシティの姿を思い描くとき、実際にアイテムがどこに存在しているかを示すブロックチェーンに基づくデータを所有していること - それもリアルタイムで - それが重要なものであることに気が付きました」と話すのはXYOネットワークの共同設立者であるMarkus Levin氏です。
XYOネットワークは、車からスマートフォンまであらゆるものについて、正確で、確実性に裏付けられる位置データを提供する、世界初の暗号化型ブロックチェーンを使用した位置ネットワークです。作成して世界中に送り込まれた追跡端末を使用するとともに既存のIoT端末や携帯電話を更新することにより、XYOネットワークのエコシステムではスマートコントラクトの実行、スマートシティの運営、金融取引の促進、またハイリスク・ハイリターンの位置に特化した多くのアプリケーションへの供給に必要となる、真正で立証可能かつ信頼性のある座標とデータを届けています。XYOは複雑なマルチレイヤの3D情報を持つ位置データを地上のどこからでも供給できます。
同社は今年、Spatialと銘打った初の年次総会を企画することにより、どのようなものを提供できるかについて一歩踏み込んで人々を啓発しようとしています。XYOネットワークの共同設立者でマーケティングのヘッドでもあるScott Scheper氏によると、「弊社ではSpatialやXYOコミュニティに対して極めて刺激的なものを計画しているのですが、きっと信じられないと思いますよ。弊社のチームは、とても特別で、その部屋に実際にいる人だけが見たり、聞いたり、経験したりできる、イベント、パネル、スピーチやデモを行い、他では得られない体験をお届けすべく24時間体制で取り組んでいます。」同総会はサンディエゴで11月9日から11日にかけて開催が予定されています。
XYOはブロックチェーンの世界を1つにまとめ、ブロックチェーンと確実性に裏付けられる位置データにより、自動化された車、スマートシティ、AI、ロボット、そしてドローンで満ち溢れる明日の世界をいかに実現していくかについて、大いに語り合うことを目指しています。
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