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ビジネスとお父さん業のスキルを向上するIT活用術

日本にいながら 「グローバルなソフトウエア技術者」として活躍するという選択

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 中学生のころに「マイコン入門」を読んで以来、私はコンピューター技術者になることを夢見てきた。理由は、かっこいいからである。
学生時代はアセンブラ、COBOL、Fortran、PL/1、Pascalでプログラミングし、新しい(?)ところではC++やVisual Basicにも挑戦した。残念ながら、営業に配属されてしまったが、、、。

 さて、あまり知られていないようだが、「ソフトウエア・テクニカル・サポート」は、非常に魅力的な仕事だと最近気がついたので紹介しておきたいい。

 今、ソーシャル、セキュリティ、モバイル、アナリティクスなどの分野でソフトウエアのビジネスが大きく伸びており、SaaSの潮流によりさらに「ソフトウエア技術者」の重要性が高まっている。
 ソフトウエア技術者の種類には、ソフトウエアの開発、技術サポート、アーキテクト、テクニカルセールス、エヴァンジェリストなど多岐にわたるが、その中でも日々グローバルと共に仕事をしているのが
「ソフトウエア・テクニカル・サポート」である。 ソフトウエア・テクニカル・サポートは、一般的には、

L1:日本のお客様へのブランド(開発、セキュリティなどの製品群)単位のサポート

L2:世界中のお客様への製品単位のサポート

に分かれており、L2 と DEV で協力し、高度な問題解決や障害検証をサポートする体制になっている。
 「グローバルで活躍」したいという意味では「L2」は魅力的だ。どのようにグローバルなのかというと、以下の2つだ。

1.開発部門と直結

 開発部門(Dev)や世界中の製品スペシャリストと直接やりとりし、深い技術にふれながら、お客様の質問に対応し問題を解決できる

2.世界中のお客様への対応

 日本のお客様の案件をオーストラリアのスペシャリスト、アメリカのお客様の案件を日本のスペシャリストが対応するということが当たり前のように行われている

 実際に日本のL2で働いている私の友人は、開発部門と連携した深い製品技術を生かして他国のお客様をサポートしている。 様々な情報を解析し、問題点のワークアラウンド(現在の問題の回避策)が見つけ出せた時の達成感は、仕事の大変さを忘れさせてくれるほどやり甲斐を感じる、と言っている。

 また、もう一つソフトウエア・テクニカルサポートスペシャリストに魅力を感じるのは、「キャリアパス」の選択肢のの広さだろう。

 ソフトウエア・テクニカルサポートのスペシャリスト、リーダーとしてのキャリアを積んでいくことはもちんだが、将来的にテクニカル・セールス、アーキテクト、エヴァンジェリストなどのソフトウエア・スペシャリストの道もある。

 なお、今、日本企業でITスペシャリストをしている方の中には、IT技術には自信があっても、英語力や担当分野の製品知識で躊躇される人もいるかもしれない。

 しかし、メールでの読み書きは英語で行う必要があるが、会話力はそれほど求められない場合もあるし、製品技術に関しては、研修が非常に充実しているので、最初からその製品のスペシャリストでなくても良い場合が多いようだ。 ソフトウエアが好きで、その技術者としてやってみたいと思う気持ちが重要なのだろう。

 今、IBMのソフトウエア・テクニカル・サポート(L2)の求人を検索してみたら以下のようなものがあったので掲載しておく。
 なお、私が書いたのは、あくまで、私の社内の友人たちから聞いた一般的な話なので、興味があれば、応募して直接聞いてみてはどうだろう。

< Security Systemsの例 >
○ISSというセキュリティ製品のL2サポート・エンジニア
https://jobs3.netmedia1.com/cp/faces/job_summary?job_id=SWG-0668403

○Trusteerというセキュリティ製品のL2サポート・エンジニア
https://jobs3.netmedia1.com/cp/faces/job_summary?job_id=S_D-0664775

○IBMの世界中のソフトウエア開発&テクニカル・サポートの求人検索
https://jobs3.netmedia1.com/cp/find.ibm.jobs/catalog/Software_Development___Support/

このブログの掲載内容は吉田賢治郎個人の見解であり、必ずしも私が所属する会社、組織、団体の立場、戦略、意見を代表するものではありません。
また、本記事は私の主観で記載したものです。IBMの公式な求人ではありません。各自自己責任で直接ご確認ください

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