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組織を超えてテクノロジーの発展、社会活用を推進しよう、というグループの中の人です。

テクノロジー・ネットワークの腹の内

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ひとの役に立つさまざまなテクノロジーの発展、社会活用を推進しよう、という「テクノロジー・ネットワーク」を運営する中の人です。テクノロジー・ファシリテーターでPR会社勤務として投稿2回目、活動の背景をお伝えします。

20年ほど前にBtoBテクノロジー企業のマーケティング・PR活動を始め、数々のブランド、企業の仕事をしてきました。そしてその中で足りないものを埋めようと、3年前に初代実名ブログを開きました。その時は、PRをマーケティング全体像の中で把握し、コンテンツ・マーケティングを考える上で、「自分自身のコンテンツは何か?」を言語化すること、が目的でした。

そして考えてみたら、そもそも自分が「マーケティングが何か」を理解してない...、という根本的なことに気づきました。かつてIT企業でマーケティング部に属していたものの、その後はPR会社でクライアントワークの活動予算をマーケティング予算の中から出してもっているものの、〇〇マーケという呼び名が指すものを分かった気になっているだけでした。

焦っていろいろ読んだりしているうちに、知人から次世代マーケティングプラットフォーム研究会が充実しているよ、と勧められて、基本無料の勉強会なら参加だけでなく運営する方に回ろう、と2015年から運営委員になっています。この研究会はBtoCコンシューマー要素が強く、普段の活動範囲がほぼBtoBテクノロジーの身にとって新鮮な視点、第一線のプロと出会える勉強の場です。

その運営法を昨年から「テクノロジー・ネットワーク」にも適用しながら、経験豊富なボランティア運営委員にご協力いただいて、細く長くを目指してFacebookグループやイベントを運営しています。去年は「いまだからエレクトロニクス、変わるエレクトロニクス!テクノロジー × ビジネス -エレクトロニクスの新世界」イベントを開き、その内容をブログにまとめました。そして今年は、メンバー投票で決まったテーマ「デジタル・マーケティング」の下に「デジタルマーケティング・トークセッション■あなたの知らないデジマの世界■「テクノロジー・ネットワーク」 2017」を開きました。(その内容は次回。)

こうして、職業である広報以外のPR活動、プロボノの社外活動をしていると、企業における役割がよりはっきり見えてきます。企業コミュニケーションの縦糸をマーケティングが、横糸をPRが担い、それをもって刈り取るのが営業、という分担です。

さまざまなテクノロジーが発展するには研究開発が必要ですが、社会活用されるには、市場を作るマーケティング、取り組みを伝えるPR、商品を提供する営業、の連携が必要です。決して、どの役割が上で偉い、ではない。どの仕事でもスキル向上に終わりはありませんが、個人の力に限界がある以上、独りよがりでなく社内外との協力、共創による成長が欠かせない。そんなことを考えながら、まさに運営委員と参加メンバーの力があってのテクノロジー・ネットワークを運営しています。先日のイベント内容、近々にまとめます。

Technology Network 2017 Event.jpg

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