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何となく見過ごされているけど、実はとても気になっていること

デジカメについて思う10のこと(前編)

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 デジタルカメラについて考えてみた。

●電子署名への対応
 撮影時に電子署名を付加して、改ざんされていないことを後で検証できるような機能がほしい。レバノン空爆に関してレタッチで誇張した写真が報道されてしまったようなこともあるし、今後、特に報道写真を撮る場合に必要になってくるかも。そういえば昔、工事写真で細工をした事件があったので、そういうところでも重宝するかも。

●外部記憶メディアは不要かも
 内蔵メモリの容量が十分なら外部記憶メディア(リムーバブル記憶メディア)じゃなくてもいいんじゃないか。実際に使う局面を考えると、バッテリによって撮影できる最大枚数を(多少の余裕を持って)賄えるだけの要領があれば十分という気がする。特にコンパクトカメラでは、そもそも外部記憶メディアを複数枚使っているような人は稀じゃないかな(バッテリも普通は1つだけでしょう)。私も、カメラ1台につきメディア1枚しか使ってない。というか、複数枚になるとその管理が面倒になるので、予算内でできるだけ容量の大きいものにして1枚で済ませるようにしている。
 それから、メモリを内蔵だけにすることで、たとえばキャッシュを使ってアクセス速度を速くしたりといった工夫の余地も広がるはず。それによって連写性能が上がるなら、その方が、外部記憶メディアが使えないことよりも嬉しい。

●三脚を内蔵とか
 カメラの底部に引き出して使える三脚を内蔵しているカメラがあってもいいのではないか(私が知らないだけですでにあるのかも)。たいそうな構造でなくても、机の上に置いて、多少アングルを調整できる程度で構わない。ちょっとカメラを置いてセルフタイマーで、というシチュエーションは結構あるだろうし、コンパクトカメラでわざわざ別に三脚を持ち歩く人は稀だろう。

●被写体が変化したら自動的にシャッターを切る
 セミナーなどを取材するとき、投影されるプレゼンテーションを撮影することがある。もちろん、手元に資料として配られることもあるし、後からデータでもらえることもあるのだが、必ずしもそうした「配布用資料」と、投影するプレゼンテーションが同じとは限らないし、「後から」というタイムラグが容認できない場合もあるので、特に重要だと思うときはできるだけ自分でも記録するようにしている。で、そういうとき、スライドが変わるたびにフレーミングを確認してシャッターを切るという操作をいちいちしなければならないのが、ちょっと面倒。特に英語のプレゼンの場合は「脳力」の半分以上を英語理解に使われてしまって、さらにメモも取りながらだと、スライドが送られるたびに「割り込み処理」が入るのが辛い。
 ならば、フレーミングされている画像に変化が生じたら自動的にシャッターを切るモードがあると便利なのに、と思った次第。画像の変化の「閾値」をどうとるかという問題はあるけど、技術的にはそんなに難しくないはず。

●Bluetoothでパソコンからコントロール
 ひと頃のコンパクトデジタルカメラには、リモコンが用意されているものが結構あったように記憶している。デフォルトの付属品になっているものも珍しくなかったはず。しかし、今ではほとんどなくなってしまい、オプションでも用意していないメーカーがほとんどだ。
 でも、上述のプレゼンを撮影しているときなど、手元でデジカメの操作をできると嬉しいと思うこともある。いっそ、Bluetoothをサポートしてパソコンからリモートコントロールできるようになったらどうだろう? たとえば、Ctrl-Tでシャッターが切れるとか。まぁ、デジカメの貴重なバッテリを消費することを考えると、なかなか難しい課題かもしれないが。

<この項、続く>

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