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社員の時に見ていた店の状況、オーナーになってから見ている店。見ている方角が違うとこんなにも違うコンビニの光と影。お客様とは何にも関係無いところで巻き起こるあれやこれ。(笑

学べる店舗数値力

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みなさんは、身近な所の電話番号を暗記されていますか?
私は、携帯電話の使用と共に暗記している電話番号の数が激減しました。メモリー機能が有るせいでしょう。以前のように電話番号を暗記する必要が無くなったわけです。この事自体良いとも悪いとも思わないのですが、先日、店の数値のことで驚いたことがありました。

私の店には、私との雇用契約を交わす以前に10年間コンビニ経営に関わっていた人物がいます。ひょんなことから知り合いとなり、私の店を手伝っていただくこととなったのですが、先日ミーティングをしている時に、どうも話が噛み合わないと感じたのです。突き詰めていくと、店舗で使われる数値の意味を理解していなかったのです。まぁ、なんとなくは分かっているようなのですが、どういう計算をするとその数値が出るということは、全く分かっていませんでした。それが、冒頭の電話番号の暗記と似ているような気がしたのです。

店舗には、専用のコンピュータが設置されており、数値は知りたい項目のアイコンをたどっていくだけで知ることが出来ます。販売数から前年比まで簡単に分かります。
レジ清算においても、お金を数えて入力していくだけで、つり銭分と売上分に分けて表示してくれます。おかげで、レジ内現金=元つり銭+売上金という意味が分からない経営者もいます。
アルバイトもお客様からの預かり金額-レジの示した金額=つり銭額ということを理解出来ない人がいます。よってお客様からの預かり金額をレジで打ち間違えるとパニックを起こす始末です。

便利なことは素晴らしいことです。ですから、今のような機器類が店舗に導入されることは、経営するにあたって大変助かるのですが、過程を理解しないと間違ったことをしても気が付かないのではなかろうか。こうして文章をキーボードで叩いている中でも、変換間違いがいくらでもあります。しかし、意味を理解していなければ間違いにも気が付かないのと一緒です。

そこで、店舗でよく使用する数値の意味を書いていきましょう。
そして、その数値から店を変革する行動について考えていけたらいいのではないだろうか。数値を計算するだけでは、店は変化しませんもんねぇ。数値分析をしたら必ず行動につなげるが、私の持論です。

第1回目の今日は『売上』です。
売上=客数×客単価とよく表されます。
間違えではありません。しかし、もう少し噛み砕くことで行動が変化します。
客数を分解しましょう。客数とは、その店に来店してくれる人数とそのお客様の使用頻度とに分けられます。顧客数と顧客の使用回数ですね。
ただ、客数だけを見ているのでは、レジ通過人数をカウントしているだけです。そこで、顧客数とその顧客の来店回数に目を向ければ行動が変わります。
顧客数を増やすには?顧客の来店回数を増やすには?
それぞれ、行動が違いますね。考えてみてください。

次は、客単価を分解してみましょう。
客単価とは、商品その物の単価とお客様1回毎のお買い上げ点数に分けることができますね。これもまた、それぞれ戦略が変わってきます。
我々コンビニ経営者は商品単価を決めることは出来ませんが、高い物をお客様の手に取ってもらうことは可能だと考えます。売り場の作り方、POPの掲出色々と戦略はあります。また、お買い上げ点数を増やすことも可能です。レジ前の団子などはお買い上げ点数を増やすための最たる例と言えましょう。

いかがでしたか
数値の意味や計算方法を知ることで行動は変わります。
皆さんも、身の回りの数値を計算してみてはいかがでしょうか。


本日、10月28日は企画で池上彰さんと津田大介さんのトークを生で聴ける機会を頂きました。詳しくは→http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1010/15/news068.html
生「イイ質問ですねぇ」が聞けるかもしれないような特典もある誠ブログはブロガー募集中です。→http://blogs.bizmakoto.jp/info/bizmakotoblog.html

そんなこともあり、池上彰さんをオマージュした感じでブログを書いてみました(;^ω^)

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